路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【阪神大震災29年】:亡き人しのぶ祈り、ともに追悼の灯 能登被災地へ思い込め

2024-01-17 09:24:30 | 【災害・地震・津波・台風・竜巻・噴火・落雷・豪雪・大雪・暴風・土石流・気象状況】

【阪神大震災29年】:亡き人しのぶ祈り、ともに追悼の灯 能登被災地へ思い込め

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【阪神大震災29年】:亡き人しのぶ祈り、ともに追悼の灯 能登被災地へ思い込め 

 6434人が犠牲となった1995年の阪神大震災は17日、発生から29年となった。兵庫県内各地で追悼行事が開かれ、遺族らは地震発生の午前5時46分に合わせ、黙とうや祈りをささげた。神戸市中央区の公園「東遊園地」では、能登半島地震の被災地への思いも込められた「1995 ともに 1・17」の文字を形作る竹や紙の灯籠計約7千本に火がともされた。

阪神大震災の追悼会場で、紙灯籠に「能登」と書かれたメッセージ=17日早朝、神戸市中央区の東遊園地(共同)

 

 震災発生から来年で30年という大きな節目を控える中、被災者や支援に携わった人たちの高齢化が進み、当時の状況を知らない世代も増加。能登半島地震を受け、改めて震災の経験や教訓をどう継承し、今後想定される南海トラフ巨大地震や首都直下地震など大災害に生かすかが課題となる。

 犠牲者の氏名を刻んだ「慰霊と復興のモニュメント」がある東遊園地では恒例の「1・17のつどい」を開催。訪れた人は灯籠の炎に静かに手を合わせた。実行委員会によると「ともに」の文字は元日の能登半島地震以降、公募に多く寄せられた「一人ではない」「共に助け合おう」などの声を反映した。

 神戸市主催の追悼の集いも開かれ、母富代さん=当時(44)=を亡くした貿易会社代表の鈴木佑一さん(34)=同市須磨区=が遺族代表として言葉を述べた。震災後、児童養護施設に預けられ家族は離れ離れになったが、周囲の人との関わりで前向きになり、勉強に励み海外留学も経て貿易会社を起こした。「震災で大切な母を失ったが、多くの人に出会い支えられた。自分の経験を伝え、誰かの役に立てたら」と涙ながらに語った。

 久元喜造市長は能登半島地震の被災地に向け「市として阪神大震災の経験やノウハウを生かし、全力で支援活動を展開していく」と述べた。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・災害・地震・6434人が犠牲となった1995年の阪神大震災は17日、発生から29年】  2024年01月17日  09:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【政界地獄耳・01.09】:修正申告だけで解決の流れ「峠を越した」の楽観論も どうした東京地検

2024-01-17 07:40:00 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【政界地獄耳・01.09】:修正申告だけで解決の流れ「峠を越した」の楽観論も どうした東京地検

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・01.09】:修正申告だけで解決の流れ「峠を越した」の楽観論も どうした東京地検 

 ★年末まで威勢の良かった東京地検特捜部はどうなったのか。報道を見れば仕事納め後や休日も返上して捜査を続けていたようにも見えるが、一部新聞に国会開会中からリークし続けた安倍派5人衆への関与は、秘書や本人への事情聴取はしたものの修正申告で解決するという声が流れ「地震被害や航空機事故で政治資金パーティー裏金事件は記事も減り、事情聴取を受けた秘書たちから聞けば『相当厳しく問われたものの、修正申告で帰らされた』という。峠を越したのではないか」と楽観論が支配的で党内に年末の緊張はない。

 ★首相・岸田文雄は党内に「政治刷新本部」を設置するが、特別顧問に就任する両元首相・菅義偉と麻生太郎では党内でも政治文化が違いすぎ、「菅の派閥廃止論と麻生の派閥は有益」で議論がまとまらないことを見越したかのような人選では本気度が見えない。外部の有識者の名前が漏れてこないのも人選に苦慮しているからではないか。JNNの週末の調査ではこの新しい組織に「期待しない」と答えた人は59%に上った。岸田の鈍感力というが、このままでは自民党も済まないだろう。

 ★国民からも自民党からも、ただでは済まないのが東京地検特捜部だ。あおるだけあおって陣がさ議員数人逮捕では、安倍派幹部は「シロのお墨付きをもらった被害者」だ。「政治に負けるなら手を出すな」という声が国民から聞こえてきそうだが、1992年、元自民党副総裁・金丸信の5億円の闇献金事件で、検察が上申書の提出だけで略式起訴したことの反発から、検察庁正面の看板に黄色いペンキをかけられる事件が起きた。あの教訓を生かせず、もし見通しの立たない見込みだけで政治家を攻めあげたのだとしたら、または捜査途中で政治に忖度(そんたく)でもしたのなら、事件の概要や規模ではなく、検察の国会への挑戦ともとられかねない。無論、事件はこれからヤマ場を迎えるのかもしれないが、その懸念が多くの国民によぎったのではないか。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年01月09日  07:27:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【岸田文雄首相】:派閥パーティー開催の禁止検討へ 政治資金の裏金事件巡り刷新本部で全党議論

2024-01-17 07:37:50 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【岸田文雄首相】:派閥パーティー開催の禁止検討へ 政治資金の裏金事件巡り刷新本部で全党議論

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田文雄首相】:派閥パーティー開催の禁止検討へ 政治資金の裏金事件巡り刷新本部で全党議論 

 岸田文雄首相は自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、派閥による資金集めのパーティー開催を禁止する方向で検討に入った。複数の関係者が16日、明らかにした。自民党政治刷新本部は全党議論を実施した。派閥の在り方を巡り、無派閥議員を中心に解消論が相次いだ一方、役割を肯定する見方も出て賛否は割れた。政権内では、派閥が資金や人事に与える影響力をなくす改革案が有力視されている。

自民党の政治刷新本部の会合であいさつする岸田首相=16日午後、東京・永田町の党本部(共同)

 

 派閥パーティーの収入は億円単位に上るケースがあり、利益率の高さから「事実上の企業・団体献金」との批判がある。改革案には26日召集の通常国会で論戦が見込まれるのに備え、党の姿勢を打ち出す狙いがある。

 刷新本部会合は17日に前東京・三鷹市長の清原慶子杏林大客員教授ら外部有識者から意見を聴取。来週も全体会合を開き、国会召集までに中間報告を取りまとめる。

 16日の会合には党所属議員約380人のうち150人前後が出席。50人以上が発言し、3時間にわたった。本部長を務める首相は冒頭「極めて深刻な事態だ」と危機感を強調。「国民の信頼を回復するため自民党は変わらなければならない」と協力を呼びかけた。この後、非公開とした。

 派閥の是非が主要論点となり、無派閥の和田政宗参院議員は現在六つ存在する全ての派閥の廃止を求めた。三原じゅん子参院議員は会合後の取材に「派閥が国民から疑念を抱かれている」と派閥解消を訴えた。

 一方、刷新本部役員を務める茂木派の鈴木貴子衆院議員は記者団に「今回の問題は政治資金収支報告書への不記載の問題。派閥が悪の温床だというのは論点が違う」と解消論をけん制した。

 東京地検特捜部が捜査を進めている安倍派からは、宮沢博行前防衛副大臣、若林健太衆院議員らが安倍派解散を唱えた。

 政治資金規正法を改正し透明化、厳罰化を図る意見も賛否が分かれた。リクルート事件を経て1989年に党が定めた政治改革大綱に明記する閣僚、党幹部の派閥離脱の徹底を求める声も出た。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  21:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:裏金疑惑の安倍派議員はコメントせず…政治刷新会議で3時間議論 派閥には賛否両論

2024-01-17 07:37:40 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:裏金疑惑の安倍派議員はコメントせず…政治刷新会議で3時間議論 派閥には賛否両論

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:裏金疑惑の安倍派議員はコメントせず…政治刷新会議で3時間議論 派閥には賛否両論

 自民党は16日、派閥パーティー裏金事件の再発防止策や派閥のあり方などを議論する「政治刷新本部」の全議員を対象とした会合を党本部で開き、出席者から「安倍派の解散」を求める声が出た。昨年末、安倍派からの「口止め」を暴露した宮沢博行前防衛副大臣は「安倍派は解散すべきだ。私は派閥に残り安倍派を介錯(かいしゃく)する覚悟を述べた」と訴えた。

自民党政治刷新本部第2回会合であいさつする岸田文雄首相。左は菅義偉前首相、右は麻生太郎副総裁(撮影・中山知子)

 

 派閥所属の議員からも派閥パーティー禁止や派閥の閣僚推薦廃止などの声が出たほか、政治資金規正法の厳罰化を訴える意見も出た。

 100人超が出席した約3時間の議論では、派閥について解消と存続双方の意見が出て賛否は割れた。「派閥より、政治とカネの再発防止策が大事」との指摘もあり、岸田文雄首相は難しい判断を迫られる。

 一方、刷新本部メンバーに選ばれながら裏金疑惑が浮上した安倍派議員も複数出席したが、取材には答えなかった。【中山知子】

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  19:27:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:「安倍派を介錯する覚悟」口止め暴露の宮沢博行氏「安倍総理に恩もあるが…」派閥の解散訴える

2024-01-17 07:37:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:「安倍派を介錯する覚悟」口止め暴露の宮沢博行氏「安倍総理に恩もあるが…」派閥の解散訴える

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:「安倍派を介錯する覚悟」口止め暴露の宮沢博行氏「安倍総理に恩もあるが…」派閥の解散訴える 

 自民党安倍派(清和政策研究会)の宮沢博行衆院議員は16日、党本部で開かれた「政治刷新本部」の第2回会合で、安倍派の自主解散を主張した。会合出席後、報道陣の取材に「安倍派は解散すべきだ。私は派閥に残って、派閥を介錯(かいしゃく)する、安倍派を介錯するという覚悟を述べた」と明かした。

自民党の政治刷新会議で安倍派の解散を訴えた宮沢博行前防衛副大臣(撮影・中山知子)自民党の政治刷新会議で安倍派の解散を訴えた宮沢博行前防衛副大臣(撮影・中山知子)

 また「(党内の)議員グループや派閥でルール違反があった場合、活動停止命令や解散命令を出してもいいのではないか」とも訴えた。

 この日の議論では、派閥のあり方について出席者から「賛否両論があった」と明かした。自身は「今回のこと(裏金事件)も派閥の存在が原因で起きた。私も派閥には大変お世話になっているし(派閥会長を務めた)安倍総理にもお世話になり恩もある」としながらも「だからといって、残さないといけないというところには思いは至らない」と強調。「(同じ考えの)同志はいる」とも訴えた。

 宮沢氏は昨年12月、安倍派のパーティーをめぐる政治資金問題をめぐり、派閥からキックバック分について政治資金収支報告書に記載しないように指示を受けていたことや、不記載について口止めされていることを報道陣に暴露した。自身の不記載分は、2020年から2022年の3年間に140万円だと明かした上で「多くの(安倍派の)仲間も早く説明し潔白を証明したいと思っていると推測するが、(派閥から)『しゃべるな、しゃべるな』と。これですよ」と述べ、派閥側の口止めにあっていることも述べ、怒りをみせていた。

 報道陣に非公開で行われたこの日の議論には100人超の自民党国会議員が出席し、約3時間近く続いた。岸田文雄首相や、派閥会長の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長らは「じっと意見を聞いていた」(宮沢氏)という。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  18:51:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:三原じゅん子氏「派閥に国民が嫌悪感。解消求める声は思った以上」、政治刷新本部で議論

2024-01-17 07:37:20 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:三原じゅん子氏「派閥に国民が嫌悪感。解消求める声は思った以上」、政治刷新本部で議論

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:三原じゅん子氏「派閥に国民が嫌悪感。解消求める声は思った以上」、政治刷新本部で議論 

 自民党の三原じゅん子参院議員は16日、安倍派パーティー裏金事件などの再発防止策や派閥のあり方などを協議するための「政治刷新本部」第2回会合に出席後、報道陣の取材に「派閥を解消すべきだという声は、思っていた以上に多かった」と述べた。「それだけ危機感というものがあるのだと思うし、やらなければならないことだと思う」とも指摘した。

自民党「政治刷新本部」初会合の後、取材に応じる三原じゅん子元女性局長(2024年1月11日撮影)自民党「政治刷新本部」初会合の後、取材に応じる三原じゅん子元女性局長(2024年1月11日撮影)

 無派閥の三原氏は、派閥は解消すべきとの立場。「国民の皆さんが派閥というものに嫌悪感を持っていることが大きい。自民党が変わったという姿をみせるため、思い切った改革をするための刷新本部だという声もあった」と述べた。

 一方で「中間とりまとめまでの期間が短い。これだけで終わりということではなく徹底的に刷新すべきという声も多かった。短期間でできることと、それで終わりではないという両方のことを、国民の皆さまにお伝えしながら改革をしていくということが必要だ」と述べ、短期的、長期的な観点からの刷新が必要との認識を示した。

 「派閥が国民からに疑念を抱かれている以上、まず解消した上で1から議論をスタートすべき」と、あらためて現在の派閥は解消すべきとの立場を訴えた。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  18:41:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:谷川弥一氏が議員辞職意向 2018年以降5年間で派閥から4000万円超還流し裏金に

2024-01-17 07:37:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:谷川弥一氏が議員辞職意向 2018年以降5年間で派閥から4000万円超還流し裏金に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:谷川弥一氏が議員辞職意向 2018年以降5年間で派閥から4000万円超還流し裏金に 

 自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件で、高額の裏金を受領していた谷川弥一衆院議員(長崎3区)は、東京地検特捜部に自身が立件された場合、議員辞職する意向を固めた。2018年以降の5年間で派閥から4000万円超の還流を受けたものの政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしたとされる。谷川氏は辞職意向を既に周辺に伝達した。複数の関係者が16日明らかにした。

谷川弥一衆院議員(共同)谷川弥一衆院議員(共同)

 東京地検特捜部は谷川氏を在宅起訴か略式起訴する方向で詰めの捜査を進めている。谷川氏は関与を認めているという。

 谷川氏は当選7回で、文部科学副大臣や農林水産政務官を歴任した。3月15日までに辞職すれば、公選法の規定により衆院島根1区補欠選挙と同じ4月28日に補選が実施される。

 特捜部は安倍派の裏金づくりが長年続いていたとみて捜査。逮捕された池田佳隆容疑者=比例東海、自民除名=を含む所属議員99人の大半が還流を受けたとされ、中でも池田容疑者と谷川氏、大野泰正参院議員(岐阜選挙区)は高額だった。

 安倍派の裏金は5年間で6億円規模になる可能性がある。松野博一前官房長官ら派閥幹部は任意聴取を受けたが、特捜部は立件を見送る方向で検討している。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  18:28:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:口止め暴露議員「安倍派は解散すべきだ」宮沢博行前防衛副大臣が政治刷新本部で主張

2024-01-17 07:37:00 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:口止め暴露議員「安倍派は解散すべきだ」宮沢博行前防衛副大臣が政治刷新本部で主張

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:口止め暴露議員「安倍派は解散すべきだ」宮沢博行前防衛副大臣が政治刷新本部で主張 

 自民党安倍派(清和政策研究会)の宮沢博行衆院議員は16日、党本部で開かれた「政治刷新本部」の第2回会合で、安倍派の自主解散を主張した。会合出席後、報道陣の取材に「安倍派は解散すべきだ。私は派閥に残って、派閥を介錯(かいしゃく)する、安倍派を介錯するという覚悟を述べた」と明かした。

自民党の政治刷新会議で安倍派の解散を訴えた宮沢博行前防衛副大臣(撮影・中山知子)自民党の政治刷新会議で安倍派の解散を訴えた宮沢博行前防衛副大臣(撮影・中山知子)

 宮沢氏は昨年12月、安倍派のパーティーをめぐる政治資金問題をめぐり、派閥からキックバック分について政治資金収支報告書に記載しないように指示を受けていたことや、不記載について口止めされていることを報道陣に暴露した。自身の不記載分は、2020年から2022年の3年間に140万円だと明かした上で「多くの(安倍派の)仲間も早く説明し潔白を証明したいと思っていると推測するが、(派閥から)『しゃべるな、しゃべるな』と。これですよ」と述べ、派閥側の口止めにあっていることも述べ、怒りをみせていた。

 この日の刷新本部会合では、宮沢氏以外の議員からも安倍派は解散すべきとの声が出たほか、安倍派以外の派閥所属議員からも、派閥そのものの解消や派閥パーティー禁止などの対応を求める声が出たという。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【岸田首相】:派閥パーティー禁止検討 解消論には自民内賛否割れる

2024-01-17 07:36:50 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【岸田首相】:派閥パーティー禁止検討 解消論には自民内賛否割れる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:派閥パーティー禁止検討 解消論には自民内賛否割れる

 岸田文雄首相は自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、派閥による資金集めのパーティー開催を禁止する方向で検討に入った。複数の関係者が16日、明らかにした。自民党政治刷新本部は全党議論を実施した。派閥の在り方を巡り、無派閥議員を中心に解消論が相次いだ一方、役割を肯定する見方も出て賛否は割れた。政権内では、派閥が資金や人事に与える影響力をなくす改革案が有力視されている。

 自民党の政治刷新本部の会合であいさつする岸田首相=16日午後、東京・永田町の党本部

 自民党の政治刷新本部の会合であいさつする岸田首相=16日午後、東京・永田町の党本部

 派閥パーティーの収入は億円単位に上るケースがあり、利益率の高さから「事実上の企業・団体献金」との批判がある。改革案には26日召集の通常国会で論戦が見込まれるのに備え、党の姿勢を打ち出す狙いがある。
 
 刷新本部会合は17日に元東京・三鷹市長の清原慶子杏林大客員教授ら外部有識者から意見を聴取。来週も全体会合を開き、国会召集までに中間報告を取りまとめる。
 
 16日の会合には党所属議員約380人のうち150人前後が出席。50人以上が発言し、3時間にわたった。本部長を務める首相は「極めて深刻な事態だ」と危機感を強調。「国民の信頼を回復するため自民党は変わらなければならない」と協力を呼びかけた。

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・岸田政権・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  21:52:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:議論「非公開」にしておきながら首相「民主主義を守る」 政治刷新本部、会場周辺から報道陣締め出し

2024-01-17 07:36:40 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:議論「非公開」にしておきながら首相「民主主義を守る」 政治刷新本部、会場周辺から報道陣締め出し

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:議論「非公開」にしておきながら首相「民主主義を守る」 政治刷新本部、会場周辺から報道陣締め出し

 自民党は16日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて新設した政治刷新本部の第2回会合を党本部で開いた。全ての党所属国会議員が出席できる形で、政治改革や再発防止について意見を聴取。ただ、報道陣に公開されたのは本部長の岸田文雄首相(党総裁)は冒頭あいさつのみ。その後は、会場を含むフロアの全体を立ち入り禁止とする厳戒態勢で行われた。

党本部で開かれた自民党「政治刷新本部」の会合

党本部で開かれた自民党「政治刷新本部」の会合

 ◆「派閥パーティー禁止」「派閥解消」論も

 岸田首相はあいさつで「国民の信頼を回復するために、そして日本の民主主義を守るために、われわれ自民党は変わらなければならない」と強調。「皆さんそれぞれの党を思う、政治を思う熱い思いを聞かせていただきたい」と述べた。
 
自民党「政治刷新本部」の会合であいさつする岸田首相(中央)

自民党「政治刷新本部」の会合であいさつする岸田首相(中央)

 3時間に及んだ会合では約50人の議員が発言した。会合からの退室後に記者団の取材に応じ、発言を紹介する議員もいた。会合では、派閥パーティーの禁止や派閥の解消を求める発言が出たほか、人材育成などの観点から派閥の必要性を訴える意見も上がったという。

◆識者「議論の透明性を高めない限り、信頼回復できない」

 法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)の話 自民党派閥の裏金事件が国民の大きな関心事になっているにもかかわらず、どんな議論を党内で進めているかオープンにしない姿勢は問題で、議論の正当性も問われる。党内の意見対立を表面化させたくないのではという疑念さえ抱かせる。事後的な概要説明では、党に都合のよい『お手盛り』になる可能性が否定できず、不十分だ。結論までの過程も公開して議論の透明性を高めない限り、信頼回復なんてとてもできないだろう。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・岸田政権・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  21:25:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:安倍派の疑惑議員、沈黙したまま去る姿も…、「政治刷新本部」に出席した議員に考えを聞いた

2024-01-17 07:36:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:安倍派の疑惑議員、沈黙したまま去る姿も…、「政治刷新本部」に出席した議員に考えを聞いた

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:安倍派の疑惑議員、沈黙したまま去る姿も…、「政治刷新本部」に出席した議員に考えを聞いた

 「安倍派は解散すべきだ」「安倍派執行部は処分を」

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、自民党が設置した「政治刷新本部」。16日の会合では、出席議員からも捜査が続く安倍派に厳しい意見が飛び出した。
 
 刷新本部にメンバー入りした安倍派の議員10人のうち9人に、パーティー券収入の一部を政治資金収支報告書に記載していなかった裏金疑惑が持ち上がり、政治改革の本気度への疑念は高まるばかり。
 
 野党からも「茶番」と揶揄(やゆ)される中、刷新本部の会合に出席した各議員を直撃した。

 ◆疑惑の岡田前地方創生担当相「遠からず説明」

岡田直樹・前地方創生担当相(2023年7月撮影)

岡田直樹・前地方創生担当相(2023年7月撮影)

 安倍派9人の疑惑議員の一人、岡田直樹・前地方創生担当相は、刷新本部で本部長代理という要職にある。
 
 岡田氏は会合後、記者から「疑惑を払拭できない人が刷新本部のメンバーとなっていることは適任か?」と問われると、「党を挙げての議論ということなので、どこの派に属しているか、あるいは属していないかにかかわらず、議論に参加する責任はある。しっかりと厳しいご意見にも耳を傾けることが我々の役目だ」と発言。
 
 「総裁が何派だからといって区別する気持ちはないと聞いている」とし、刷新本部のメンバーを続投させる意思を示した。
 
 自身の疑惑に関しては「調べているところだ」とし、「グループ(派閥)が説明責任を果たすのと同じタイミングでしっかり説明したい」と語った。時期については「遠からずと思っている」と述べるにとどまった。
 
 会合には、高橋はるみ参院議員ら他の安倍派疑惑議員も出席していたが、記者の質問に答えることなく、党本部を後にした。
 
 刷新本部にメンバー入りした疑惑議員について、説明責任を求める声も。
 
 会合に出席した二階派の若林洋平参院議員は、「政治そのものが国民の皆さんに不信を招いているのは事実なので、メンバーに選ばれる選ばれないの前に説明をここでするべきだと思うし、謝罪をするべきだ」と語った。

 ◆口止め暴露議員「私が派閥を介錯する」

自民党「政治刷新本部」の会合を終えて記者団の取材に応じる前防衛副大臣の宮沢博行衆院議員=1月16日、東京・永田町の党本部で

自民党「政治刷新本部」の会合を終えて記者団の取材に応じる前防衛副大臣の宮沢博行衆院議員=1月16日、東京・永田町の党本部で

 会合で「安倍派は解散すべきだ」と訴えたのは、安倍派の宮沢博行衆院議員。昨年12月、派閥からキックバック分の収入を収支報告書に記載しないよう指示を受けていたことを暴露した議員だ。
 
 宮沢氏は会合後、記者団に「安倍派は解散すべきだ。私は派閥に残って、派閥を介錯(かいしゃく)するという覚悟を述べた」と明かした。
 
 宮沢氏は「今回のことは順法精神の欠如にあると思う」とし、罰則強化を訴えた。
刷新本部のメンバーに安倍派で裏金疑惑のある議員が起用されていることには、「今回は安倍派が悪い。刷新本部の中で、どうしてこうなったのか派閥の一員として披れきし、分析してもらえばいい」と述べた。

◆「安倍派処分しないと国民納得しない」

 この日の会合では、安倍派の執行部の責任を問う声も上がった。
ある無派閥の出席議員は、「司法として刑事責任が問えないから、安倍派の執行部はそれでおとがめなしだったら国民は納得しないだろう、それは自浄作用を働かせるためにも、党として安倍派のしかるべきポジションにいた人たちに対し、何らかの処分を下すべきだ」という発言があったと明かし、「私もその通りだと思う」と述べた。
 
 別の派閥の出席議員によると、「(派閥の裏金問題を巡る)事実関係について、われわれは説明を受けていないまま。報道の内容しか把握していないわけで、そんな前提で議論するのか」という声もあったという。
 
 自民党内部にも、原因究明に及び腰な党の姿勢への不満がくすぶっている。
 
自民党「政治刷新本部」の会合を終えて引き揚げる岸田首相=東京・永田町の党本部で

 自民党「政治刷新本部」の会合を終えて引き揚げる岸田首相=東京・永田町の党本部で

 ◆茂木幹事長「党一丸で実行するには全体で議論」

16日の刷新本部の会合に先立ち、本部長代行を務める茂木敏充・自民党幹事長は記者会見で、メンバーに裏金疑惑のある9人の安倍派議員が入っていることについて「どういう立場だから発言ができないということでは決してない」「改革案を党一丸となって実行するためにも、党全体で議論を進める必要がある」と語った。
その上で、茂木氏は「捜査によって究明されたら、当事者には、しっかりと説明責任を果たしてもらいたい」とした。
岸田文雄首相は13日、「自民党が一致結束して信頼回復のための議論を行うに当たって、特定の人間を排除するというような排除の論理は適切ではない」と述べ、メンバーを入れ替えない考えを示している。

政治刷新本部 本部長の岸田文雄首相(党総裁)以下38人で構成する。最高顧問には菅義偉前首相と、麻生派会長の麻生太郎元首相が名を連ねた。茂木派と森山派をそれぞれ率いる茂木敏充幹事長、森山裕総務会長もメンバー。政治資金規正法違反の疑いで東京地検特捜部の強制捜査を受けた安倍派からは最多の10人、二階派からは2人が参加。無派閥は菅氏や小泉進次郎元環境相ら10人となっている。1月中に中間取りまとめを行う。


◆自民党の政治刷新本部のメンバー
(注)敬称略 安倍派=10人、茂木派=7人、岸田派=5人、麻生派=3人、二階派=2人、森山派=1人
【本部長】 岸田文雄(無派閥)
【最高顧問】 麻生太郎(麻生派会長)、菅義偉(無派閥)
【本部長代行】 茂木敏充(茂木派会長)
【本部長代理】 森山裕(森山派会長)、渡海紀三朗(無派閥)、小渕優子(茂木派)、関口昌一(茂木派)、岡田直樹(安倍派)
【副本部長】 逢沢一郎(無派閥)、浜田靖一(無派閥)、梶山弘志(無派閥)、金子恭之(岸田派)、平井卓也(岸田派)、野上浩太郎(安倍派)、牧野京夫(茂木派)
【幹事長】 木原誠二(岸田派)
【幹事長代理】 福岡資麿(茂木派)
【幹事】 小泉進次郎(無派閥)、佐々木紀(安倍派)、鈴木馨祐(麻生派)、牧原秀樹(無派閥)、松本洋平(二階派)、島尻安伊子(茂木派)、高階恵美子(安倍派)、堀内詔子(岸田派)、上野通子(安倍派)、太田房江(安倍派)、松川るい(安倍派)、三原じゅん子(無派閥)、吉川有美(安倍派)
【事務局長】 小倉将信(二階派)
【事務局長代理】 小林史明(岸田派)、牧島かれん(麻生派)
【事務局次長】 鈴木貴子(茂木派)、藤原崇(安倍派)、三谷英弘(無派閥)、高橋はるみ(安倍派)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・岸田政権・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  19:07:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:政権失うかも…「派閥全廃を」 出席議員、危機感あらわ 裏金事件受け、政治刷新本部

2024-01-17 07:36:20 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:政権失うかも…「派閥全廃を」 出席議員、危機感あらわ 裏金事件受け、政治刷新本部

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:政権失うかも…「派閥全廃を」 出席議員、危機感あらわ 裏金事件受け、政治刷新本部

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、自民党が設置した「政治刷新本部」の第2回会合が16日、党本部で開かれた。会合では、出席した議員からは「派閥を全廃すべきだ」という意見も飛び出した。

党本部で開かれた自民党「政治刷新本部」の会合=16日

党本部で開かれた自民党「政治刷新本部」の会合=16日

 派閥全廃を訴えたのは、無派閥の和田政宗参院議員。「国民との約束を果たすということで派閥の全廃を訴えた」とし、「中途半端にやったら国民の信頼を失って、政権を失う危険性もあるというふうに思っている」と危機感を露わにした。
 
 和田氏は、会合で、党内に強力な監査機関を設けることも主張したという。「立件されなかったからいいというわけではなく、我々は法を作る側なので法を侵す様なことがあったならば、除名なり立候補の禁止なりしっかりと党として対応すべきだ」と語った。
 
 二階派の中曽根康隆衆院議員は、会合で、派閥の政治資金パーティー廃止を訴えたという。「今のこの悪しき慣習を引きずった派閥というものは、やっぱり、もうなくすべきだ」と話した。
 
 裏金疑惑のある議員に対して「万引きをした人が物を返したら許されるということではない」と厳しい発言をしたのは、二階派の若林洋平参院議員。「派閥のことをクリアにして、問題になった議員は、個人の責任としてしっかりと謝罪ないし説明をそれぞれするべきだ」と訴えた。
 
 この日の会合は、党所属の国会議員全員が参加できることになっている。会合に出席した議員よると、会合では「若手から解党的出直しをしなきゃダメだ」という意見まで出たという。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・岸田政権・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  18:54:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【麻生太郎氏】:派閥の解消への見解は? 自民党の「刷新本部」に初めて出席も発言はなく…

2024-01-17 07:36:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【麻生太郎氏】:派閥の解消への見解は? 自民党の「刷新本部」に初めて出席も発言はなく…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【麻生太郎氏】:派閥の解消への見解は? 自民党の「刷新本部」に初めて出席も発言はなく…

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、党内に設置した「政治刷新本部」。最高顧問に就いた麻生太郎副総裁は、16日に開かれた第2回会合で初めて姿を見せた。しかし、この日は自身の見解を語ることはなかった。

◆本紙記者が声をかけたけれど

自民党「政治刷新本部」会合を終えて党本部を後にする麻生太郎副総裁=東京・永田町

自民党「政治刷新本部」会合を終えて党本部を後にする麻生太郎副総裁=東京・永田町

 本部の会合では、無派閥議員らから裏金づくりの温床となった派閥の解消を求める声が相次いでおり、派閥のあり方も論点の一つになっている。自ら派閥を率いる麻生氏は、派閥解消に否定的とみられる。
 
 この日、自民党本部で開かれた会合は、冒頭の岸田文雄首相のあいさつだけ報道陣に公開された。その後、報道陣に対し、会場がある9階全体への立ち入りを禁じた上で、議論は3時間近くに及んだ。
 
 終了後、麻生氏は党幹部の執務室がある4階に姿を見せた。エレベーターから降りるときの表情は、にこやかに見えた。本紙記者が近づき「すみません」と声をかけたが、一度も視線を向けることなく部屋に入っていった。
 
 その15分ほど後、麻生氏は階段で1階に下りてきた。玄関近くに報道陣が多く詰めかけ、議員らが立ち止まって取材に応じている場所だ。
麻生氏は階段を一緒に歩いてきた記者ら数人とは小声で話していたものの、大勢の記者団のことは気にする様子もなく、自民党本部を後にした。

◆会合でも発言せず

 刷新本部側の説明によると、この日の会合では約50人が発言。派閥の解消や、派閥が人事に介入する仕組みの見直しを求める意見もあった。
 
一方、麻生氏は会合の席で発言することはなかった。党幹部からの発言は、岸田首相のあいさつだけだったという。
 
 刷新本部の役員は、38人のうち28人が派閥所属議員。派閥のトップは麻生氏の他にも、茂木敏充幹事長、森山裕総務会長が名を連ねている。
 
 茂木氏は初回会合があった11日、「政策研さんの場で、党の組織を補完して人材育成や若手教育の機能を担う」と派閥の存在意義を強調していた。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・岸田政権・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件】  2024年01月16日  18:38:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【こちら特捜部】:「返礼品ナシ」でも集まってます ふるさと納税で被災地支援 別の自治体が事務を担う「代理寄付」広がる

2024-01-17 07:35:20 | 【税制・納税・減税・年収「103万円の壁」・ふるさと納税・物納・脱税・競売】

【こちら特捜部】:「返礼品ナシ」でも集まってます ふるさと納税で被災地支援 別の自治体が事務を担う「代理寄付」広がる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【こちら特捜部】:「返礼品ナシ」でも集まってます ふるさと納税で被災地支援 別の自治体が事務を担う「代理寄付」広がる

 能登半島地震で被災した自治体への「ふるさと納税」による寄付が増える中、寄付の受け付けに伴う事務作業を、別の自治体が引き受ける支援が進んでいる。「代理寄付」と呼ばれる仕組みで、2016年の熊本地震を機に始まった。寄付は返礼品なしで被災地に届く。過去に災害に遭った自治体が「恩返し」で取り組むなど、支援の輪が広がっている。(岸本拓也)

 ◆証明書の発行など被災地の負担を軽減

 代理寄付は、茨城県境町の提案で生まれた。15年9月に「関東・東北豪雨」に襲われた境町には、ふるさと納税で約2000万円の寄付があった。しかし、受け取るには、寄付した人の税控除に必要な証明書の発行などが必要で、「問い合わせ対応を含めて担当職員が苦労した」と町の担当者は振り返る。
被災自治体に代理寄付ができる「ふるさとチョイス災害支援」の公式サイト

被災自治体に代理寄付ができる「ふるさとチョイス災害支援」の公式サイト

 翌年4月、熊本地震が発生。自分たちの経験から、ふるさと納税に伴う被災地自治体の事務負担を減らせないかと、橋本正裕町長が仲介サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクに相談。寄付に伴う事務作業を、ほかの自治体が引き受け、被災自治体に寄付金を届ける「代理寄付」の仕組みが生まれた。
 
 その後、ほかの自治体も参加し、18年の西日本豪雨や北海道胆振(いぶり)東部地震などの際も活用された。現在では、被災自治体への直接寄付より、代理寄付経由の方が多くなった。トラストバンクの広報担当者は「代理寄付の方が被災自治体にとってありがたいという認識が広がってきた」と話す。

◆目立つ「恩返し」参加 仲介サイトも手数料取らず協力

 能登半島地震では、過去に被災した自治体が「恩返し」で初参加するケースが目立つ。熊本地震で震度7を記録した熊本県益城町は、石川県輪島市と穴水町の代理寄付を始めた。「熊本地震の際に輪島市さんに代理寄付をしてもらい、穴水町さんには義援金を頂いた。そのお返しをしたい」と益城町の担当者は話す。
 
 東日本大震災で被災した宮城県利府町も、大震災のときに支援を受けた輪島市の代理寄付を受け付けている。町商工観光課の桜井貴徳係長は「災害のときは、普段の担当に関係なく総出で避難所を運営したり、バタバタするのは被災経験をした行政職員として分かる。少しでも負担を分かち合えれば」と話した。
 
 ふるさとチョイスでは、12日時点で63自治体が、被災した32自治体への代理寄付を受け付け、全体の寄付額は10億円を超えた。仲介サイト「ふるなび」も代理寄付を受け付けている。「さとふる」や「楽天ふるさと納税」などは被災地への直接寄付を募っている。
 
 通常のふるさと納税は、返礼品や仲介サイトへの手数料などの費用が差し引かれ、実際に届くのは寄付額の半分程度とされる。被災地への寄付は返礼品はなく、仲介サイトも手数料を取らないため、ほぼ全額が届けられる。12日時点でこれらのサイトには計約30億円の寄付が集まっている。

 ◆「官製通販」脱却につながるか

 08年に始まったふるさと納税を巡っては、返礼品競争が加速して地方の間で「勝ち組」「負け組」を生み、都市と地方の税収格差の是正を図る目的から外れていると指摘される。仲介サイトで返礼品をネットショッピング感覚で選ぶ「官製通販」とも批判を受ける。
 
 国もたびたび規制に乗り出すが、一橋大の佐藤主光(もとひろ)教授(財政学)は「通常のふるさと納税は、相変わらず返礼品競争を繰り広げており、豪華な返礼品を出せる地域が多くお金を集める実態は変わっていない」と指摘し、こう続ける。
 
 「そもそも見返りを求めないのが、寄付の本来あるべき姿だ。共感すれば、返礼品なしでも寄付が集まることが今回の災害でも示された。これを機に、返礼品競争を脱し、地域への共感を広げて継続的なサポーターになってもらう、という本来の制度趣旨に立ち戻っていくことが望ましい」
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【こちら特捜部】  2024年01月15日  12:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【中山知子の取材備忘録・12.03】:裏金疑惑に機密費…負のお金ワードに絡まれた岸田首相「次の支持率発表が怖い」の声も

2024-01-17 07:30:00 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【中山知子の取材備忘録・12.03】:裏金疑惑に機密費…負のお金ワードに絡まれた岸田首相「次の支持率発表が怖い」の声も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【中山知子の取材備忘録・12.03】:裏金疑惑に機密費…負のお金ワードに絡まれた岸田首相「次の支持率発表が怖い」の声も 

 永田町は今、おカネをめぐる問題で大きく揺れている。自民党5派閥の約4000万円にのぼる政治資金収支報告書過少記載問題が出てきたと思っていたら、最大派閥の安倍派で、派閥パーティー券の売り上げの一部を所属議員にキックバックしていたのではないかという疑惑が浮上し、額はこの5年で1億円以上に及ぶのではないかという深刻な問題が取りざたされている。キックバック分はいわゆる「裏金」に形を変えたと指摘する声も出ている。

2023年度補正予算の参院本会議での審議を聞く岸田文雄首相(右)と鈴木俊一財務相(2023年11月29日撮影)
2023年度補正予算の参院本会議での審議を聞く岸田文雄首相(右)と鈴木俊一財務相(2023年11月29日撮影)

 「政治とカネ」とは永田町でよく使われてきた言葉だが、今回の安倍派のパー券キックバック疑惑については「政治とカネ」というさらっとした表現ではとどまらない、深刻な問題として自民党をはじめ永田町全体でとらえられている。岸田文雄首相にとっても、大きな打撃になっているからだ。

 思えば、最近の岸田首相には常に「おカネ」の問題がかぶさってきた。8月にSNS上で出た「増税メガネ」という呼称で大きな批判を受け、首相がそれを払拭(ふっしょく)しようと、所得税と住民税の減税措置を発表したものの、防衛費増額の財源確保をめぐる増税方針が予定されていることから国民の支持は得られておらず「減税なのに不評」というまさかの評価を受けた。この減税方針をめぐっても「財務省にはしごを外されるのではないか」など不穏な声も耳にした。

 また、元自民党国会議員だった馳浩石川県知事の東京五輪招致活動をめぐる『官房機密費利用』発言(その後撤回)もあった。

 「増税メガネ」以外にも「裏金」や「機密費」など、いつの時代のことなのだろうかと思うような「負のお金ワード」が、令和の世に飛び交う。政治とカネをめぐるさまざま事件が昭和の時代に起きているが、自民党の本質は当時から変わっていないのではないかという疑念の目が注がれており、自民党全体の問題へと移ってきている。

 その発信源となっている安倍派は昨年7月に会長を務めていた安倍晋三元首相が銃撃死して以降、次期会長も決まらない迷走を重ねた。かつての派閥オーナー森喜朗元首相の発言や存在感に頼らざるを得ないような、指導力人材のなさが露呈。結局、有力候補5人が「5人組」が中心となり、互いにライバルの動きをけん制し合いながらの集団指導体制という、分かりにくい状態が今も続く。

 ただ、今回のキックバック疑惑では、「5人組」の中に、安倍派の運営に当たる「事務総長」をかつて務めたメンバーが含まれている。特に、松野博一官房長官や西村康稔経産相など、現在岸田政権の要となっている役職の人たちだけに「岸田首相にとっても、穏やかではない」(自民党関係者)実態がある。松野氏らは「裏金疑惑」について多くを語ろうとしていない。

 すでに、東京地検特捜部のターゲットになる可能性がある議員の名前も飛び交い始めている。最大派閥で、岸田政権を支える立場にもある安倍派ががたつくことになれば、自民党全体ががたつくことにもなりかねない。話を聞いた関係者は「今回の問題は『政治とカネ』なんてレベルではなく、ロッキードやリクルートなど、昭和の時代に自民党を舞台にして起きた疑獄事件に近づく可能性もある」と口にした。別の関係者は「『安倍派つぶし』の動きだ。安倍派が瓦解(がかい)して得をするのは、誰なのか。そこを見ていく必要がある」とも話し、党内の権力闘争の側面もあるとの見方を示した。

 かつては金脈問題で田中角栄内閣が倒れ、リクルート事件を受けて竹下登内閣が退陣した。当時と今と、政治の状況や経済情勢は異なるが、お金をめぐる問題にいつも国民は敏感だ。特に今、急激な物価高に襲われている国民にとって、「裏金」などの類いの問題に相当な怒りが湧き上がるのは当然だろう。

 政務官や副大臣の辞任ドミノ、減税方針への批判で支持率は下がる一方。政権浮揚に四苦八苦している岸田首相にとっては、自分の足元でいつ発火するか分からない火種を抱えた形になっている。自民党内では「次の支持率発表が怖い」との声も出ている。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

中山知子の取材備忘録

 ■中山知子の取材備忘録

 ◆中山知子(なかやま・ともこ) 日本新党が結成され、自民党政権→非自民の細川連立政権へ最初の政権交代が起きたころから、永田町を中心に取材を始める。1人で各党や政治家を回り「ひとり政治部」とも。現在、日刊スポーツNEWSデジタル編集部デスク。福岡県出身。青学大卒。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・コラム・「中山知子の取材備忘録」】  2023年12月03日  11:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする