【筆洗・01.01】:「ああら、めでたいな、めでたいな。まず一夜明ければ元朝の、…
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗・01.01】:「ああら、めでたいな、めでたいな。まず一夜明ければ元朝の、…
「ああら、めでたいな、めでたいな。まず一夜明ければ元朝の、門に松竹注連(しめ)飾り、床にダイダイ鏡餅、蓬萊山(ほうらいさん)に舞い遊ぶ鶴は千年、亀は万年、東方朔(とうぼうさく)は八千歳、浦島太郎は三千年、三浦の大介(おおすけ)百六っつ」-
▼謹賀新年。ふだん、皮肉やら悪口を並べたがる小欄、2025年の幕開きぐらいはなにか、おめでたい言葉をと、江戸の厄払いの口上を五代目桂文楽の落語『厄払い』から借りた
▼口上を読めば江戸の人々も健康、長生きが何よりの願いだったのだろう。出てくる3人はいずれも長寿の人物で、口上はこの3人で酒盛りを始める場面である。そこに「悪魔外道」がやって来て、邪魔しよう...
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元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】 2025年01月01日 07:03:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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