《ミニ論点・12.19》:ホンダ主導で日産救済 自力立て直し難しく 経営統合へ 山本真義氏/深尾三四郎氏
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《ミニ論点・12.19》:ホンダ主導で日産救済 自力立て直し難しく 経営統合へ 山本真義氏/深尾三四郎氏
◆技術すり合わせ、難航か 名古屋大学未来材料・システム研究所教授 山本真義氏
ホンダと日産はそれぞれ独自に育ててきた技術がある。そこをうまくすり合わせられるかどうかが、経営統合後の業績を左右する。
例えばHVの技術では、日産はモーターをメインに使う駆動技術に多くの投資をしてきた一方、ホンダはエンジンとモーターを組み合わせて高効率化を図るシステムを推進してきた。
HVでの互いの違いは、今後模索するEVの協業にも影響を及ぼすだろう。日産はモーター主体の技術のため、その延長としてEVの機構も検討していける。一方、ホンダはEV開発がHVと独立し、EVはインバーターとモーターの配置が特殊であるなど独自色が強い。開発の思想が異なるため、両社のすり合わせは難航するとみられる。
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元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【ミニ論点】 2024年12月19日 02:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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