【産経抄・12.19】:自動車産業の勝負手、ホンダと日産が統合を協議へ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄・12.19】:自動車産業の勝負手、ホンダと日産が統合を協議へ
米国では1960年代から、車の排ガスに厳しい規制があった。対米輸出を増やしつつあった日本の自動車メーカーは、社運をかけ低公害エンジンの開発を競う。「イッパチ」は50年ほど前に、ホンダの社内に置かれた開発チーム名だ。
ホンダ(上)と日産自動車のロゴ
▼「一か八か」の略という。基準を満たすエンジンは実現の可能性が低いとみられていた。ある日、現場を訪れた創業者の本田宗一郎は「何のためにやっているか分かるか」と責任者に声をかけている。「ホンダにとってチャンスだ。成功すれば世界のトップに立てる」と。
▼責任者も負けていない。「会社のためでなく、人類を救う気持ちでやっているんです」と返し、本田を黙らせている。相手が誰でも言うべきことは言う。社風を物語る挿話だろう。チームは後に、低公害エンジンを他社に先駆け製品化している。
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元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【産経抄】 2024年12月19日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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