東京新聞のコラム「筆洗」に面白い記事があった。どじょうがタヌキに進化したというノダ。だが愛国者の邪論は、もともとどじょうの皮をかぶったタヌキだったノダ、と思う。そこで拙き歌一首を詠んでみた。
永田ムラ濁りの水にどぜう棲むタヌキの化けの皮剥げにけり
「筆洗」(「東京」7月3日付)
<永田町どじょうがタヌキに進化する>。本紙の時事川柳は本質を鋭く突いて秀逸である。自民党の主張を丸のみし、消費税増税の実現に突き進む野田佳彦首相。就任時、自らドジョウに例えた庶民性は見せかけだった▼<望まない法案だけはすぐ通り><国民に背を見せ首相のケセラセラ>。脱官僚、地方主権、コンクリートから人へ…。政権交代の看板の大半を下ろしてしまったのだから、民主党という政党はもはや抜け殻である▼小沢一郎元代表ら衆参合わせて五十人がきのう、党本部に離党届を提出した。増税という最も重要な政治課題で、考え方が百八十度違う集団が、同じ党にとどまる方が不自然だろう▼「壊し屋」の異名を取る小沢さんも七十歳。最後の挑戦になるかもしれない。離党後の記者会見で、小沢さんは次の衆院選での主張として、増税反対に加え、原発の再稼働の問題を挙げ、今後「脱原発」を強く訴えていく考えをにじませた▼昨年の代表選で、小沢さんは原発推進派の海江田万里元経済産業相を担ぎ出した。その判断は正しかったのだろうか。将来のエネルギー政策についての考え、放射性廃棄物の処理方法など、聞いてみたいことは山のようにある▼<煮詰まって焦げ付きだしたドジョウ鍋>。首相の政権運営は綱渡りになった。狡猾(こうかつ)な知恵を貸してくれるタヌキ官僚たちにはもう頼れない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012070302000137.html
さて、野田首相のウソのオンパレードが以下の講演だ。
読売国際経済懇話会(YIES)講演会-平成24年6月30日
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg6405.html
これを視て、驚いた!この人の頭、どうなっちゃっているんだよ!ってね。だいたい野田さんの「演説」は、内容のない空疎な単語を並べるだけのものだということは判っていたことだが、これも、国民向けに、「読売」系列の懇話会というメディアを使ってアジテーションしたのだろ。そう思うと、怒りを通りこして、呆れてしまうノダ。以下思ったことを一言二言言ってみよう。
民自公の軍門に下ったのに、平気でウソをつくノダ。「増税分を社会保障に使う」、そんなこと岡田君は言っていない。また増税分を社会保障に使うということは、社会保障費が不足した場合は、増税するということを隠しているし、これまで社会保障費に使っていたカネをどこへ回すのか、いっさい言っていない。
消費税増税を正当化するために持ち出しているのが、年金者を支える現役世代の人口減の説明も、大企業の負担をいっさい免罪して、年金生活者と現役世代人口を対立させているのだ。野球に例えて「優勝監督を胴上げする選手たち」の頃から、騎馬戦に例えて二人の騎馬で一人の武者を支えている時代から、将来は肩車をするというノダ。
ノダ首相の例えを使うとすれば、観戦している観客たちがいるじゃないか!国民に分断を持ち込み、その分断で対立して闘っている国民を高みの見物をして楽しんでいる観客である大企業を忘れているノダ。
子育て費用や介護保険料などを平気で値上げしておいて、棚上げしたことを語っていないノダ。
ウソを撒く撒けば撒くほど墓穴に入るるノダなり永田のムラに
永田ムラ濁りの水にどぜう棲むタヌキの化けの皮剥げにけり
「筆洗」(「東京」7月3日付)
<永田町どじょうがタヌキに進化する>。本紙の時事川柳は本質を鋭く突いて秀逸である。自民党の主張を丸のみし、消費税増税の実現に突き進む野田佳彦首相。就任時、自らドジョウに例えた庶民性は見せかけだった▼<望まない法案だけはすぐ通り><国民に背を見せ首相のケセラセラ>。脱官僚、地方主権、コンクリートから人へ…。政権交代の看板の大半を下ろしてしまったのだから、民主党という政党はもはや抜け殻である▼小沢一郎元代表ら衆参合わせて五十人がきのう、党本部に離党届を提出した。増税という最も重要な政治課題で、考え方が百八十度違う集団が、同じ党にとどまる方が不自然だろう▼「壊し屋」の異名を取る小沢さんも七十歳。最後の挑戦になるかもしれない。離党後の記者会見で、小沢さんは次の衆院選での主張として、増税反対に加え、原発の再稼働の問題を挙げ、今後「脱原発」を強く訴えていく考えをにじませた▼昨年の代表選で、小沢さんは原発推進派の海江田万里元経済産業相を担ぎ出した。その判断は正しかったのだろうか。将来のエネルギー政策についての考え、放射性廃棄物の処理方法など、聞いてみたいことは山のようにある▼<煮詰まって焦げ付きだしたドジョウ鍋>。首相の政権運営は綱渡りになった。狡猾(こうかつ)な知恵を貸してくれるタヌキ官僚たちにはもう頼れない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012070302000137.html
さて、野田首相のウソのオンパレードが以下の講演だ。
読売国際経済懇話会(YIES)講演会-平成24年6月30日
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg6405.html
これを視て、驚いた!この人の頭、どうなっちゃっているんだよ!ってね。だいたい野田さんの「演説」は、内容のない空疎な単語を並べるだけのものだということは判っていたことだが、これも、国民向けに、「読売」系列の懇話会というメディアを使ってアジテーションしたのだろ。そう思うと、怒りを通りこして、呆れてしまうノダ。以下思ったことを一言二言言ってみよう。
民自公の軍門に下ったのに、平気でウソをつくノダ。「増税分を社会保障に使う」、そんなこと岡田君は言っていない。また増税分を社会保障に使うということは、社会保障費が不足した場合は、増税するということを隠しているし、これまで社会保障費に使っていたカネをどこへ回すのか、いっさい言っていない。
消費税増税を正当化するために持ち出しているのが、年金者を支える現役世代の人口減の説明も、大企業の負担をいっさい免罪して、年金生活者と現役世代人口を対立させているのだ。野球に例えて「優勝監督を胴上げする選手たち」の頃から、騎馬戦に例えて二人の騎馬で一人の武者を支えている時代から、将来は肩車をするというノダ。
ノダ首相の例えを使うとすれば、観戦している観客たちがいるじゃないか!国民に分断を持ち込み、その分断で対立して闘っている国民を高みの見物をして楽しんでいる観客である大企業を忘れているノダ。
子育て費用や介護保険料などを平気で値上げしておいて、棚上げしたことを語っていないノダ。
ウソを撒く撒けば撒くほど墓穴に入るるノダなり永田のムラに