昨日のNHKのニュースを聞いていて、記録しておかなければならないと思ったので調べてみたら、検索できたので、掲載しておこう。以下の記事だ。
ポイントは、
1.この記事の主語だ。アメリカ軍の「見通し」を防衛省中国四国防衛局がNHKに明らかにしたということを報道しているだけなのだ。しかし、この報道の仕方は重大な問題を含んでいる。それはこのような言葉の使い方が国民に対してどのような影響を与えるか、ということだ。
2.NHKは米軍や防衛省に対して、この試験飛行がどのようは法的根拠に基づいて行われるか、問い合わせ、そのことを報道すべきだ。
3.「アメリカ軍のみが使用でき、自由に航行や漁業は認められない区域」である「提供区域」がどのような法的根拠で認められているのか、NHKは国民に報せる責任がある。
4.日本国内で国民が「自由に航行」することができない「区域」があること、漁業が認められない「区域」があること、こうした「区域」は岩国だけなのか、NHKは報せる責任がある。同時に、この「提供区域」の存在の意味を日本国憲法の視点から解明しした報道をすべきだ。
4.さもなければ、受信料を徴収する権利はないものと言える。どうだろうか。
5.こうした報道が日米安保体制と米軍の「抑止力」論を許す要因となっているのだ。
米軍の自由を守る「区域」あり魚も獲れぬ民の「区域」なり
オスプレイ 岩国沖で試験飛行か 7月25日 20時43分
23日に山口県のアメリカ軍岩国基地に陸揚げされた、アメリカ軍の最新型輸送機「オスプレイ」について、防衛省中国四国防衛局は、岩国基地の沖合の海域で試験飛行が行われるという見通しを明らかにしました。
岩国基地に陸揚げされたオスプレイ12機について、アメリカ軍は、機体の整備や試験飛行を行うとしています。
このうち試験飛行について、防衛省中国四国防衛局はNHKの取材に対し、アメリカ軍から「岩国基地の滑走路の東側の沖合の海域で行う」と連絡があったことを明らかにしました。
基地の東側には、沖合およそ4キロに2つ、およそ1.5キロに1つの、合わせて3つのブイがあり、これらに囲まれた海域は「提供区域」と呼ばれ、アメリカ軍のみが使用でき、自由に航行や漁業は認められない区域です。
アメリカ軍が試験飛行を行う時期は明らかにしていませんが、今後、「提供区域」やその周辺の海域で試験飛行を行うものとみられます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120725/k10013855111000.html