愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

それにしても野田首相の言葉の軽さは酷い!国民の直接行動で首相のウソに決着を!次は7.29に行くぞ!

2012-07-17 | 日記
野田首相がフジテレビでノウノウとウソをついていた。しかし、それを追及しないマスコミには、怒りと通り越して呆れてしまった。そこで愛国者の邪論が、マスコミに替わって、怒りをまとめてみた!

まず、いじめに対して発した言葉が如何にウソであるか、それは昨日の記事の中で記した。フクシマの棄民・いじめ政策をみれば明瞭だ。

首相、異例の呼びかけ「いじめられたら…」(2012年7月16日20時33分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120716-OYT1T00608.htm?from=main1


次は、オスプレイ配備について、だ。野田首相は、以下のような発言をした。

野田首相、オスプレイ沖縄配備受け入れを明言2012.7.16 22:58 [安全保障]

米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=6月16日、米オハイオ州クリーブランド(AP)
 野田佳彦首相は16日のフジテレビの報道番組で、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)配備計画について「配備自体は米国政府の方針だ。どうしろ、こうしろという話ではない」と述べ、日本政府として拒否できないとの認識を示した。
 首相は「事故を起こしたので心配している人がたくさんいる。安全性の再確認ができなければ飛行運用することはない」とも述べ、米側の事故調査報告書が出るのを待ち、安全性を確認する意向を表明した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120716/plc12071623040011-n1.htm

この「配備自体は米国政府の方針だ。どうしろ、こうしろという話ではない」に対して、国民新党の下地幹事長が以下のように反応した。この発言を認めたら、彼は次の選挙では落選する!

「拒否できない」野田首相発言を批判 オスプレイ配備計画で国民新・下地幹事長2012.7.17 12:06
 国民新党の下地幹郎幹事長は17日の記者会見で、米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備計画に関し、野田佳彦首相が受け入れを拒否できないとの認識を示したことについて「『米国が決めればどうしようもない』という発言だ。一国の首相が言うべきではない」と批判した。 同時に「対等な日米関係ではないと見られる可能性がある。何でも言える日米同盟でなければならない」と強調した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120717/plc12071712070013-n1.htm

だが、この発言について、もう一つ問題がある。それは、「安全性が確認されれば、配備は認める」ということだ。その確認は、アメリカが事故報告をきちんとすること、国土交通省や第三者委員会などが安全性を確認すること、ということだ。

これについては前科がある。大飯原発再稼動だ。今日も北陸電力志賀原発直下に活断層があることが問題になっているが、大飯も同じだ。だが、「安全が確認された」として再稼動を強行した。まさにクーデターだった。

次の大ウソは、原発再稼動に反対する国民の行動について述べた以下の言葉だ。

首相「しっかり耳傾ける」 相次ぐ脱原発求める抗議活動に2012年7月17日 朝刊
 野田佳彦首相は十六日、民放テレビ番組で、東京・代々木公園で開かれた「さようなら原発10万人集会」をはじめ、脱原発を求める抗議活動が全国各地で相次いでいることについて「(原発は)国論を二分するテーマになっている。さまざまな声にしっかりと耳を傾けたい」と述べた。
 首相は「(東京電力福島第一)原発の事故が起きてからまだ一年四カ月なので、複雑な思いを持っている方がたくさんいると思う」とも語った。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012071702000087.html

「しっかり耳を傾ける」とはどういうことか、明らかにしていない。「傾けている」事実は全くない。真逆のことをやっている!しかも、官邸前の国民の「声」を「音」と表現した。これについても、「どこで言いましたか」などとゴマカシている。

しかも「(東京電力福島第一)原発の事故が起きてからまだ一年四カ月なので、複雑な思いを持っている方がたくさんいると思う」と述べ、「複雑な思い」がどんな思いか、そのような国民に寄り添った行動が一つも見られない。まさに国民を愚弄している。

大江さんが「侮辱」と言ったこと、坂本さんが「野蛮」と言った意味は、ここにある!

最後に、これも本当に国民をバカにした言葉を吐いているのだ。

野田首相は16日、「FNNスーパーニュース」に生出演した。
野田首相は最後に国民に向けて、「わたしは、今を生きる国民のための生活。それから、次の世代の生活を考えたときに、決めるべきことはきちっと決める。国論が二分するテーマであっても、国民受けしない政策かもしれませんけど、逃げないで、決めるべきことを決めないで、先送りするマイナスは、非常に日本に悪影響が大きいと思います。決めることはきちっと決めるという政治を、貫いていきたいと思います」と述べた。http://www.fujitv.co.jp/ap2/fnn/Frame
(引用ここまで)

この御仁、本当に、何か、勘違いされているとしか言いようがない!人間をみる目が腐っているとしか言いようがない!いや国民の怒りを甘くみているのだ!

さらには、原発再稼動に危惧を抱いて行動している国民に対する冒涜発言だ。増税に反対する国民に対しても、同様だろう。原発を停止続けることは、増税をしなければ、「マイナス」「非常に日本に悪影響が大きい」と述べているのだ。未だに民自公3党合意は「社会保障を削減しない」とも言い放っているのだ。平気で、真顔でウソをついているのだ。

「再稼働に賛成と反対の差が縮まっている世論調査もある。60年安保当時の岸信介首相についても、現在では評価する声が圧倒的だ」など、国民を欺けばどういうことになるか、本当にわかっていない。

岸首相は「声なき声」論によって日米安保を強行可決したが、安保繁栄論があるから「現在では評価する声が圧倒的だ」などとうそぶいている。野田首相の「確信」=「国民受けしない政策」も「決めるべきことはきちっと決める」はここにあるのだろけれど、今、その岸がつくった装置とその評価が崩れかかってきているということに、全く気づいていないのだ。

以下の記事を見れば明瞭だろう。

首相、脱原発デモに神経とがらす=「無関心」から反発拡大(2012/07/17-18:48)
 首相官邸前で毎週金曜日夕方に行われている原発再稼働への抗議デモに、野田佳彦首相が神経質になっている。「消費増税以外は関心が薄い」(民主党幹部)とされる首相。その素っ気なさがデモ参加者の反発に火を付けた。今のところ沈静化するのを見守るしかない状況だが、政権の体力を奪いかねない事態に発展することも否めなくなってきた。 「国論を二分するテーマになっていると考える。さまざまな声に耳をしっかり傾けていきたい」。首相は16日の民放番組で、関西電力大飯原発(福井県おおい町)再稼働を受け、全国に広がる抗議活動の感想を聞かれ、慎重に言葉を選んだ。 国民の賛否が割れる政権の主要課題にもかかわらず、首相は6月29日、官邸から公邸に戻る際、抗議デモを「大きな音だね」と、傍らの警護官に語り掛けた。このことが報じられると、デモ参加者は一斉に反発した。 その後、官邸前デモは1960年の日米安保闘争当時の国会周辺デモをほうふつとさせるような規模に拡大。衆院議員会館の野田事務所にも、消費増税より再稼働に抗議する電話が多くなったという。首相側近は「毎週金曜夜は首相日程に外食を入れづらくなった」とこぼす。
 首相もこうした動きを無視できなくなったのか、国会答弁で「(音と)言った記憶がない」と釈明。また、毎週金曜のデモのたびに記者団に「さまざまな声が届いている」(7月6日)「多くの声を受け止めていく」(同13日)と、穏当な表現で語ることが多くなった。 もっとも、首相周辺は「再稼働に賛成と反対の差が縮まっている世論調査もある。60年安保当時の岸信介首相についても、現在では評価する声が圧倒的だ」と指摘。首相が再稼働方針を見直す可能性は極めて低いとみられる。 藤村修官房長官は17日の記者会見で「原発を(中長期的に)少なくしていくという方向ははっきりさせている」と強調するが、政府が具体策をまとめるのはまだ先。脱原発の抗議運動が収まる気配はなく、29日には国会議事堂をデモ行進が取り囲む「脱原発国会大包囲」が計画されている。民主党内からも「次の選挙に響く」との声が上がり始めた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012071700839
(引用ここまで)

この記事にあるように、「次の選挙に響く」と感じがはじめた議員たちが、動き出してきた。国民の怒りと行動を受けて、民主党内に変化が起こり始めてきた。離党が加速されていくだろう。国民の行動の強弱が、政治を決めていくだろう。

こうした動きを教訓にして、やるべきことは、消費税増税に賛成した、原発再稼動に賛成した国会議員の地元では(民主党も自民党もそうだが)、それらの議員への直接行動を嵐のように巻き起こしていくこと、これが、今後の課題だろう。

国民を愚弄し、舐めている!このことを思い報せていく必要があるだろう。

いじめについて「とても恥ずかしい、卑劣な行為だ」と言った野田首相の言葉、まさにフクシマの県民を棄民した政府や財界を「そばにいる人が見て見ぬふりをしないことが一番大事だ」ということを、野田首相や民主党、自民党、各政党の国会議員に思い報せていくことが「一番大事だ」ろう!それが今、国民のなすべきことだろう。

主権者は誰かと問へば我らなり国の行くべき道開く汝と吾
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