愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

都政に愛想をつかし投げ出し民意に捨てられそうな民自に対抗、保守バネ回帰をねらう気まぐれ石原サンを嗤う

2012-10-25 | 日記

今日の午後は、確かな動きがあった。歴史が前に進むのかも知れない。これは日本の保守反動層の焦りとみる。相当な危機意識を持っているのだろう。

中央官僚の「独善」と言いますが、石原氏こそ、「独善」ではないでしょうか?現在の官僚を擁護するつもりはありませんが、それにしても、嗤ってしまいました!「継続性と一貫性にこだわって」いられない石原氏の勝手気儘さが良く出ていませんか?

「最たるものは、占領軍が一方的に与えた、あの醜い日本語でつづられた憲法だ」と言いますが、沖縄の女性暴行事件はどうなんでしょうか?尖閣諸島の買い取りだって、わざわざアメリカに言っておしゃべりをしてきたのではありませんか?これは、アメリカのお墨付きをいただくためではなかったのでしょうか?そもそも、沖縄の女性暴行事件について、尖閣のような「パフォーマンス」ありました?

「日本で一番長いランウエー(滑走路)を持った飛行場が米軍に占領されっぱなし。何で活用できないのか」って使いたかったら、日米安保条約を廃棄すればいいのですよ。簡単なことですよ。でも口では「反米ぶりっ子」ですが、本質は親米なんですよね。アメリカには、本当のところでは頭が上がらない!

「権利と義務のインバランス(不均衡)が日本人に我欲を培い、国民全体がセルフィッシュ(利己的)になってきた。それに政治が迎合せざるをえない今日の状況を作った」とありますが、大日本帝国憲法の人権観、権利と義務観の典型ですね。

戦前は「権利は義務を果たしてから」というか考えが基本。その義務は徴兵・納税・教育であり、これらは皆現人神である天皇への義務を果たしてのみ権利を主張できるという人権観でした。今でも、こうした考え方は、若い人を含めて残っていますね。

戦後は、他人の権利を守る義務があるという考え方。「権利擁護の義務を負う」です。流石ホンネが良く出ています。政治が国民に迎合しているとありますが、その国民に選ばれたのは、石原氏だったのです。

中央完了の発想力を問題にしていますが、その発想力を「ほうれんそう」思想で奪ったのは、他ならぬ石原さんでしたよね。西では、橋下さんですが・・・。そうして、都民の福祉や教育をないがしろにしてきたのではありませんか?

「今、子供の育成にはみんな頭を悩ませている」のは、誰の責任でしょうか?官僚でしょうか?「官僚の皆さん」は、きっと「石原さん」と応えるんではないでしょうか?

「廃藩置県で殿様はいなくなったけど、代わりに各県に官僚出身の知事を送り込んだだけ。結局、中央支配っていうのものは徳川時代の幕藩体制以上に徹底されてきた」って、これを「明治維新」って言ってるんじゃないんですか?石原さんの子分は、こういう官僚を育成してきた山縣などを尊敬しているのではないでしょうか?「維新」「維新」って言っていますが・・。

「この日本を支配している」のは、官僚ではありません。彼らはアメリカと米倉経団連の「シモベ」です。アメリカや政党や経団連に批判の矛先が向かわないようにするための「官僚批判」はやめましょう!「非常に硬直した中央官僚の支配制度を変えないとだめ」なのは、判りますが、都政のためには、「官僚」を使ってきたのではありませんか?

「最後のご奉公をしようと思って」などと、一見すると「凄くご立派」ですが、やはり「投げ出し」批判が出てくるのは、仕方ありませんよね。それに対して、いろいろ、言い訳じみたことを言っていますが、結局は、目立ちたがり屋さんの「投げ出し」ですよね。ま、東京都民しては、ラッキーなことでした!!よね。

こんな酷いお人は、そう要るわけではありません。「尖閣問題」で失った売り上げなどは、石原氏に請求する運動をしてみますか?

都知事を辞めて国会議員になるのは、橋下氏への「つなぎ」だそうです。国民の税金で食っている人間とは思えないお人柄ですね。寝床の寝ぼけであって欲しいと思いましたが、実際は現実でした。残念です。

しかし、それにしても、沖縄県民と言い、官邸前の民衆と言い、さらには、オスプレイ配備反対運動を担っている若者であったり、TPPに反対している農民であったり、これまでとは違った運動が展開されているのではありませんか?だから、石原氏などが焦っている!野田政権は「ふがいない!と怒っているようですね。

ということで、今日はオワリにします。この「激動」が民衆にとって、「吉」と出るか、「凶」と出るか、楽しみでもあります。お休みなさい。


石原氏の発言詳報(上)2012.10.25 21:59 (1/2ページ)

緊急記者会見を行う石原慎太郎都知事。辞表を見せた =25日午後、都庁 (大西正純撮影)
 これからやろうとしていることはすべて、東京都知事として過去14年間やってきたことの延長です。
 首都の行政を預かり、国家との摩擦の中で感じてきたのは、この国を実質的に牛耳っている中央官僚の独善。彼らは、自分たちの特性を「継続性」と「一貫性」と言うが、この変化の激しい時代に、継続性と一貫性にこだわっていて何ができますか。
 国自身の発意で解決してもらいたい大きな矛盾をいくつか抱えている。最たるものは、占領軍が一方的に与えた、あの醜い日本語でつづられた憲法だ。いろいろな悪い影響を日本に与えてきたし、(評論家の)吉本隆明氏ではないけれど一種の「共同幻想」を培った。絶対平和という日本人独特のパシフィズム(平和主義)を、ですね。
 さらに、あの憲法の非常にいびつな、権利と義務のインバランス(不均衡)が日本人に我欲を培い、国民全体がセルフィッシュ(利己的)になってきた。それに政治が迎合せざるをえない今日の状況を作った。
中央官僚の一番の欠点は発想力がないこと。だから、問題を全部棚上げにして先送りする。地方がそれでどれだけ割を食ってきたか。そういう通弊を私たちは変えなくてはならない。
 日本の国家の会計制度ほどばかげたものはない。単式簿記の会計制度でやっている国は先進国で一つもない。複式簿記にして外部監査を入れたらいい。会計検査院は、役人が役人を調べる。これでは財政の虚構が暴かれるわけがない。この国にはバランスシートが、財務諸表がないんですよ。これで健全な財政運営ができますか。
 旧文部省が主導したゆとり教育はどうなりましたか。あれで、たちまち学力が落ちた。自分たちの犯した過ちを文部省が公式に取り消しましたか。ゆとり教育なんて、ばかなリーダーシップを主導したことを。
 厚生労働省に関しても私たちは本当に苦労した。今、子供の育成にはみんな頭を悩ませている。しかし、都会で保育所を造ろうと思ったら国の規格ではとてもできない。

【石原都知事辞職】石原氏の発言詳報(下)2012.10.25 22:12 (1/2ページ)
緊急記者会見を行う石原慎太郎都知事。辞表を見せた =25日午後、都庁 (大西正純撮影)
 「預かっている子供1人当たり1.5坪の遊び場作れ」と言われたってね、新しい保育所建てようと思って20~30人の子供を預かるとして、これだけの土地を買おうとしたら、べらぼうな値段ですよ。こんなもの、なんで変えないのか。都会であれば、都会の土地の値段の特性を踏まえた保育行政を、国がやらなかったらだれがやるんですか。
 私が代議士のころから取り組んできた米軍横田基地の問題。日本で一番長いランウエー(滑走路)を持った飛行場が米軍に占領されっぱなし。何で活用できないのか。外務省は怖がって動かない。外務省にとってのタブーってのはいろいろあるんでしょうな。アメリカ様もそうだろうし、このごろではシナ様もだ。
 今度の尖閣諸島(沖縄県)の問題でも、漁民を救うために、船だまりをなぜ造らないんですか。世界全体の船が通行するあの危険な海域に大きな灯台を造ればみんなよく分かりますよ。外務省はそれすら反対する。とにかく、東京が思いついて東京の発想でやろうと思ったことを、国は、妨害とまでは言わないが、知らん顔で無視してきた。
そういう苦い経験をなめてきたから、私は「もうこれは限界にきたな」と思ってね。いい年ではありますけど、この中央集権、明治時代以来続いている官僚制度ってものをね、ここらへんでもう一回シャッフルしなかったら国民が報われない。廃藩置県で殿様はいなくなったけど、代わりに各県に官僚出身の知事を送り込んだだけ。結局、中央支配っていうものは徳川時代の幕藩体制以上に徹底されてきた。
 ということで、有志の仲間と話し合い、新党も作り、大阪にもその機運がありますが、そういう仲間と力を合わせることにした。この日本を支配している、非常に硬直した中央官僚の支配制度を変えないとだめです。本当に性根を据えて役人と戦っていかないと、この国はずるずるずるずるアリジゴクに入ったみたいに沈み、そのうちに窒息して死にますな。
 とにかく私も、最後のご奉公をしようと思って知事を辞退することに決めました。これで政治家を辞めるわけではありません。もうちょっと違った形で、大きな形で、お国に最後のご奉公をしようと思ってます。

【石原知事会見詳報(1)】
辞任を表明「新党を作って、仲間を作ってやろうと思って」2012.10.25 15:17 [【石原都知事辞任表明】]
緊急記者会見を行う石原慎太郎都知事。辞表を見せた =25日午後、都庁 (大西正純撮影)
 東京都の石原慎太郎知事は25日、都庁で記者会見し、知事を辞職して新党を結成、国政に復帰する考えを示した。一問一答は次の通り。
 「お呼びかけしましたけれども、ありがとうございます。今日をもって都知事を辞職することに致しました。なんで辞めて、何をするのかということでしょうけれども。私はあしかけ14年、正確には13年と8カ月にわたって、都知事を務めて参りました。
 日本の心臓部に当たる大都会の行政を監督する間に、ほかの県と違って、強いて言えば、日本の心臓部である東京の問題は日本全体の問題になる。それを踏まえ、東京のためだけではなくて、日本のためになる。
 国との関わりに関しては、国の妨害にあって苦しい思いをして参りました。新党を作って、仲間を作ってやろうと思ってますが、これからやろうとしていることは、都知事として14年間やってきたことの延長です。
 私は共産主義が嫌いでして、国父とされている毛沢東が書いた方法論「矛盾論」「実践論」がある。私も学生のころ見ました。 テキストがありまして、特に矛盾論。目の前にあるやっかいな問題ということだが、矛盾を解決するためには、目の前の背後にあるもっと大きな問題を解決しなければならないと言っている。まさにその通りだ」
引き続き石原知事の会見が続く。
 「具体的な行政となると日本の財政はピンチというが、まだまだ余力がある。それを引き出せないし使えない。中央官僚が把握していながら、それを隠している。東京として国家との摩擦の中で感じてきたことは中央官僚の独善。発想力がないことが欠点だ。ないからこそ自分で責任を持って判断し、解決しようとしない。尖閣の問題でも全て官僚は自分の手で解決しようとしない。こうした通弊を変えなくてはならない。メディアは何で批判しないのか」
 「また、国の会計方式は単式簿記だが、こんな会計方式でやってるのは北朝鮮とパプアニューギニア、フィリピン、マレーシアとかくらいだ。なぜ複式簿記にしない。なぜかほとんどの自治体も入れていない。外部監査を入れればいい。そういうことをどうして役人がやらない。経済界もうとくて歴代の経済団体の会長にいってきたが、『はあ』というだけでよく知らない。だからバランスシートがない。財務諸表がない。健全な財政ができるわけない」
 「東京は複式簿記で合理化し、財政再建をした。何で同じことを国がやらない。会計方法を世界並みに変えたらいい」
石原知事の会見は続いている。教育や子育て、外交、国の会計制度など石原節が炸裂(さくれつ)する。
 「それから、たとえば文部省(現・文部科学省)。これが主導したゆとり教育はどうなったか。たちまち学力が落ちた。私立は全く(文科省の)いうことを聞かなかった。自分の犯した過ちを文科省が取り消しましたか。そのばかなリーダーシップを」
 「厚生省(現・厚生労働省)。子供が減って、人口が減って、都会で幼稚園作ろうと思ったら、国の規格ではとてもできない。(東京の地価では)べらぼうな値段になる。何で、国鉄がいろんな資産を持っている。(民間が)もてあましてる資産もあるから、そこで子供を遊ばせようと動いたら、猛反対を食った。土地の値段を踏まえた保育行政を国がやらなければだれがやるのか。一切、役人は現場を見ない。こういう行政が続いている」
 「私が代議士のころから、横田の基地の問題がある。皆さん行ったことがないでしょ。行ってみろよ、みんな。アメリカ軍に占領される形でもある。何で活用できないんですか。(官僚は)『国防総省だけは刺激しないで』という。タブーってのはいろいろあるんでしょうな」
「(こうした問題は)国民全体のためになることだ。国民や市民を、国は全然無視。苦い経験から逃げてきたからだ。私はこれは限界に来たなと。私はいい年ではありますけども、中央集権を削除しないと受け入れられない。有志の方と協力して、大阪にも機運がある。徳川時代が終わり、中央は47都府県へ知事を派遣し、支配を徹底してきた。徳川時代以上だ」
 「国は会計制度もやり直して、外部監査を入れたらいいじゃないですか。公認会計仕入れて、やらしたらいい。なんでやらさないのか。ちゃんとしたバランスシートでてくる。ちゃんとしたバランスシートもないのは、基本的に先進国は日本だけだ。性根を据えて、地方の役人と戦っていかないといけない、そうでないと窒息死すると、辞任を決心しました。国民へ最後のご奉公をしようと思っています」
東京都の石原慎太郎知事の記者会見は質疑に移り、焦点となっている新党構想や後継者の話に質問が集中した。
 --辞任の時期、新党結成の時期はいつ
 「辞任の時期は今日ですよ。新党結成は昨日でも今日でも準備はできている」
 --次の衆院選では新党からどのくらい候補者を立てるのか。自民と連立を組むつもりはあるのか
 「いやいや、自民は過半数をとれないと思う。私は自民にいた当時、苦い思いをした人間。自民に戻らないし、戻りたくもない」
 「新党の候補者については、この前、平沼(赳夫衆院議員)さんたちと一緒に塾を開き、30-40人を育成した。当選するかどうかは分からないけど、レベルは高かった。やっぱり日本は選挙制度が悪い。中選挙区制に戻さないといけない」
 --今回、任期を残してやめることになったが、獲得した260万票分の都民には、どう説明するのか
 「仕方がない。もっと役に立つ仕事をするから。必ず役に立つ。都政を放り出す訳じゃあない」
都知事の後継候補者で、具体名は上がっているのか
 「私は猪瀬(直樹副知事)さんで十分だと思っている。あんな優秀な人はいない。官僚じゃないし、同じ物書きでも私よりよっぽど優秀。言ったことは全て着手してくれた。(知事になれば)私の代わりに行動を取ってくれると思う」
 --万が一、石原知事が首相になったら形を変えての徴兵制、最低でも青年海外協力隊みたいなものを導入するのか。新党を結成したら柱の政策にするのか
 「もうちょっと若い人に人間の連帯感というものを感じてほしい。自衛隊に入ってでもいいし、警察ででもいいし、無償の行為をする経験をしてもらった方がいい。実際にやるかやらないかは仲間と相談する」
 --日本国憲法は無効と話していたが、次期衆院選では公約にするのか
 「(『無効』というだけでは)言葉が足りない。今の憲法のどこに合法性があるのか。(メディアも政党も)それぞれ草案を持っている。草案を持ち寄ってブラッシュアップし、それに変えればいい。占領軍の憲法が独立後も通用する事例なんて聞いたことがない」
 --無効とすると憲法に基づいて、これまで国会で成立した法律の正当性はどうするのか
 「それは考えるしかない。変えるとはそういうことじゃないのか」
東京都の石原慎太郎知事の記者会見は終盤にさしかかったが、さらに新党構想についての質問が続く。その中では具体的な連携先の話題も出てきた。
 --石原知事が次期衆院選で比例候補として立てば当選すると思うが、政策を実行するには他の政党と組まないとならない。そうした場合は自公との連立を中心に考えているのか
 「先のことは分からない。愚問だよ」
 --次期衆院選に向けて色々な動きがある中、日本維新の会とはどのような連携を考えているのか
 「政策については(同会代表の橋下(徹大阪市長)君と話し合ってきた。連合を組むかどうかは分からない」
 --辞表を用意したのは、いつどのようなシチュエーションで書いたのか
 「辞表は1年前から書いていたよ。(それは冗談で)1週間前くらいに」
-日本維新の会は2030年代に既存の原発を全廃する政策を掲げたが、その点についてはどう考えているか
 「経済をどう再生していくかについて、10-20年先まで緻密な計画を立てて、これだけの電力がいるということをシミュレーションすることが必要。それもなしに、いきなりの乱暴な提案は提案にもならない。そういうシミュレーションをやれっていっても民主も自民もやらない」
 --政策の主要点で一致しないと連携はないのか
 「そういう話はしてきている。(互いに)異論を唱え合って、初めて連携ができる」
 --新党での石原知事の役職は
 「代表だよ」
 石原知事は会見場所から離れる動作を取りながら、最後の質問にそう答えて会見場から姿を消した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121025/stt12102515210009-n1.htm