橋下市長の部活停止・入試中止発言には呆れました。体罰を容認し、煽り、「成果」を求め、憲法違反の条例制定など、職務命令によって職員を「服従」させようとしてきた張本人が、今度は生徒に「責任」を取らせようとしているのです。自分の「責任」は「棚上げ」して!
ま、これが、彼の体質です!これで国民の皆さんも目覚めることでしょう!!
その前に、言っておかなければならないことがあります。それは、己の言動について、検証して、「責任」を取ったらどうでしょうか?ということです。彼は「行政」の「責任」を口にしたのですから、そのとおりに、大人としての「責任」の取り方を生徒に示して欲しいと思います。生徒には、「人間として」という珍論「言葉」を吐いたのですから、まず有言実行です。
それから、今回の入試中止について、昨年の田中文科相の大学設置騒動を想い出しました。あの時も、準備が進み、後は認可を待つだけという段階になっての「田中発言」でした。
マスコミは、「ここぞ!」とばかりにバッシング。「一般論としては判る」と言いながら、認可を待って、受験を間近に控えていた高校生たちのことを、全面に、大学側を、最大限登場させて、田中バッシングが荒れ狂っていました。
ところが、今回はどうでしょうか?若干事実がことなりますので、簡単に比べることはできないと思いますが、それにしても、入学試験を控えた中学生に対して、橋下市長の言動は、許されるものではありません。
何か、政治的に利用しているような感じがプンプンしているのですね。
確かに、 「特色ある学校づくり」の問題点、「体罰」を容認してきた「勝利第一主義」などなど、問題は山のようですが、又、そうした高校を目指して、「体罰」を容認してきた生徒たちもいることは事実でしょう。がしかし、だからと言って、橋下市長の発言が許されないことは明らかです。
だから、マスコミは、挙ってバッシングしなければなりません。あの田中大臣の時のように・・・・。
その点で、以下の記事は大変参考になりましたので、掲載しておきます。
【文科相のちゃぶ台返し】秋田公立美術大への進学や編入を目指していた生徒・学生のことを思えば、これほど乱暴な大臣はいない【秋田魁新報】<北斗星>2012/11/04 10:45
■ちゃぶ台返し
ちゃぶ台返しといえば漫画「巨人の星」の星一徹である。物事が思い通りにならないと目の前のちゃぶ台をひっくり返す、頑固おやじの決め技だ
▼おやじではないが、おやじくさい田中真紀子文部科学相が、やってくれた。大学設置・学校法人審議会が開学を「可」とした秋田公立美術大学ほか2大学を、自分の判断で「不可」としたのである。これをちゃぶ台返しと言わずして何と言う
▼転がり落ちた各大学は、来春開学に向けて準備を進めていた。厳格な事前審査を前提に、申請—受理—認可というのは、ほぼ既定路線。秋田公立美術大への進学や編入を目指していた生徒・学生のことを思えば、これほど乱暴な大臣はいない………
▼大臣は先月、都知事を辞職して国政復帰を表明した石原慎太郎氏のことを「格好悪い暴走老人」と批判したが、ご自身の暴走ぶりには気付いていない。頭を冷やして、ちゃぶ台に並んだ料理をよくご覧いただきたい。(2012年11月3日)http://www.47news.jp/47topics/e/235875.php