「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

介護のお世話か ,ラジオ体操か。

2006-10-10 07:11:15 | Weblog
「体育の日」が”ハッピー・マンディ”(10月第2月曜日)に変わってから
雨の日が多くなったが、昨日は見事な秋晴れだった。”晴れ”の特異日
といわれた”体育の日”の面目躍如の日であった。
この日も僕ら老夫婦は近くの早朝ラジオ体操に参加した。最高齢は元海
軍軍医だった91歳のお医者さん、参加者のほとんどが60歳を越えた老
人ばかり。みな年間費ひとり1千円を支払っての参加である。

区役所から介護保険の通知が届いた。夫婦二人で月14,360円、このほか国
民健保が同じく月13,600円、夫婦合わせて月27,900円である。夫婦とも幸い
介護保険のお世話になっていない。老妻にいたっては健康保険さえ使用して
いない。僕が高血圧で月1,500円ほど支払っているだけである。わずかな年
金をあてに生活している僕らにとってこの額は大きな負担である。

多分ラジオ体操参加者も僕らと同じだろう。介護保険のお世話になっている
人はいなそうだ。治療より予防である。年に1,000円支払えば介護保険料など
払う必要はない。健康な老人には保険料割引制度を設けてはどうか。しかし、
社会保障はおたがいの相互扶助で成り立っている。僕はすでにリタイヤーして
15年、多分支払った年金の元は"取り返し"している。黙って介護保険を支払っ
ている。