「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

コンビニ弁当とサラリーマンの昼食

2006-10-19 05:58:08 | Weblog
家の近くに「○○食堂」という昔ながらの名の店がある。これまで入った
ことがなかったが、先日名古屋から訪ねてきた友人の紹介で一緒に昼飯
を食べた。友人の大學時代の学友が経営している店だという。本通りから
ちょっと入った場所にありながら,店はお客で一杯だった。

「○○食堂」という名前だが店内は若者風の雰囲気で清潔、横文字の店
名にしてもおかしくはない。驚いたのはメニューの多さ。壁にその名がず
らりと張られている。定番の肉ジャガ、キンキラごぼう、里芋の煮物、目玉
焼、オムレツ、季節の焼き魚、煮魚、野菜サラダなどなど、その種類は50
いくつ。果たしてお客の注文に応じられるのかと心配するぐらいだ。

ファースト・フード店やコンビニ弁当に押されて都心のサラリーマンの昼食
は様変わりしてきた。昼食時、弁当をビニール袋に入れて職場に急ぐサラ
リーマンの姿は都会の風物詩化してきた。都心では狭い店が多く、高いので
take outの弁当を買い、ゆっくりと職場で食べるのだろう。

栄養だとかカロリーなどいう資格のない僕だが、take outの弁当はみるから
に油こく栄養的に片寄りがあるみたいだ。もし都心にも「○○食堂」的な店
があれば、流行ることは確実だ。家の近くの「○○食堂」は50代の主人と
84歳のお母さん二人で店をやっている。調理は主人がしているが、アイデ
ィは”お袋の味。一品一品とれば栄養的にも片寄りがない。値段もリーゾナ
ブルであった。