「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

痴呆症か 認知症か

2006-10-20 05:15:44 | Weblog
痴呆症と認知症とがどう違うのか解らなかった。そろそろボケの始まり
かなと調べたら、なんのことはない、同じだった。行政の”言葉狩り”で
痴呆を認知に言い換えたにすぎない。いま一つ言葉の意味は解らないが、
痴呆りは認知のほうが老人への耳ざわりはよい。

きのうのテレビで「認知症の本人会議」が近く開かれると報じていた。
認知症の患者が会議を持つのなら解るが、痴呆症の患者だけの会議となる
と、果たして大丈夫なのか心配になる。言葉とはおかしなものだ。

認知症患者は現在全国で120万人おり、将来は240万に増え、80歳以上
の老人の9人に1人は認知患者になるという。あと数年で僕もこの年齢域に
入る。せいぜいボケ防止に好いというブログ書きに専念しよう。

むかし子供だった頃、母方の祖母が認知症だった。悪だった従弟が祖母を
だまし、お祭りの小遣いを何回もせしめていた。しかし当時祖母は大家族
に暖かく見守られ幸せだった。徘徊してもすぐに発見され保護された。

テレビの報道では若年性の認知症患者が増えているという。病気のことは
よく解らないが、どうも昔の痴呆症と今の認知症とは違うのではないのかー。
複雑な周囲の環境に影響された現代病に思えてならないがー。