「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

もう”加藤の乱”は結構です。自民党

2007-03-14 07:24:22 | Weblog
”加藤の乱”というのがあった。2000年11月第2次森内閣のとき野党か
ら提案のあった内閣不信任案に加藤紘一、山崎拓議員らが賛成に傾き
かけたが、土壇場で50人が欠席、なんとか否決された。あれから7年た
ったが、またまた両議員に古賀誠議員が加わって話し会いを持った。
内容は判らないが、三議員とも安倍総理の拉致問題にからむ北朝鮮政策
に批判的だと伝えられる。

拉致問題については国をあげて、その早期解決を望み、内閣にも専任の
補佐官を置いている。にもかかわらず、山崎拓議員は政府の了解なく一
人で北朝鮮へ出かけ交渉している。それで成功するなら好いが、逆に日
本の足並みの乱れを示すような結果となっている。対中国外交について
も三議員にはスタンドプレイが多すぎるように僕には見える。

二年前の郵政法案の国会では、法案に反対した綿貫民輔,亀井静香両
議員らが自民党を離党し、その旗色をはっきりさせた。それなのに”詫びを
入れて”復党した"陣笠議員”もいる。ところが、加藤、山崎議員らは党の
主流から外れると、反党的な行動が目立ってくる。それも内閣の支持率が
落ちた時をねらってかのようにである。

選挙民は比例代表制で、その党を選んでいる。それなのに内閣の政策が気
にいらないからと”乱”を起こされては迷惑である。中国の文化革命の終末期
に江青らの四人組が国を混乱させた。失礼だが、この四人組のことを想い出
した。