大相撲大阪場所が25日、無事千秋楽を終えた。週刊誌が伝えた八百長
横綱、朝青龍が初日、二日目と連敗し、波乱の幕開けだったが結果的に
は対抗の大関,白鵬が決定戦で横綱をはたき叩きこみ優勝した。数秒足
らづの奇手は、観客をがっかりさせたが、逆にいえば八百長がなかったこ
とを証明した。
わが家は、大げさにいえば一世紀以上の相撲ウォッチャーである。亡父は
明治時代の回向院で横綱、西ノ宮の土俵入を見ており、それを受けた僕も
昭和19年秋の後楽園場所で双葉山の土俵入りを見ている。戦時下両国の
国技館が軍に工場として接収されたため、今のドームのあった球場で野天
10日間興行の珍らしい場所だ。
明治時代から”コンチは相撲”といって八百長相撲はあったらしい。楽日近く
なって十両陥落濃厚の力士が、星勘定のため相手側力士の部屋を”今日は!”
と訪れ金銭を渡し相撲に負けて貰う、つい最近までも7勝7敗の力士が楽日
には必ず勝つと、いった相撲があった。花相撲の怪我を慮る手抜き相撲や無
気力相撲とは違う。大相撲が年二回興行の時は仕方がなかったのかもしれ
ない。
今場所もBS放送で下の相撲から”目を見張って”みたが、僕の目には八百長
相撲はとまらなかった。逆に目にとまったのは久しぶりに日本人若手力士台頭
の兆しをみた。新入幕で敢闘賞を獲得した栃おう山、二度目の技能賞で来場所
三役を狙える豊真将、それに琴奨菊などなど、69連勝の双葉山台頭の時代を
思わせるものがあった。
横綱、朝青龍が初日、二日目と連敗し、波乱の幕開けだったが結果的に
は対抗の大関,白鵬が決定戦で横綱をはたき叩きこみ優勝した。数秒足
らづの奇手は、観客をがっかりさせたが、逆にいえば八百長がなかったこ
とを証明した。
わが家は、大げさにいえば一世紀以上の相撲ウォッチャーである。亡父は
明治時代の回向院で横綱、西ノ宮の土俵入を見ており、それを受けた僕も
昭和19年秋の後楽園場所で双葉山の土俵入りを見ている。戦時下両国の
国技館が軍に工場として接収されたため、今のドームのあった球場で野天
10日間興行の珍らしい場所だ。
明治時代から”コンチは相撲”といって八百長相撲はあったらしい。楽日近く
なって十両陥落濃厚の力士が、星勘定のため相手側力士の部屋を”今日は!”
と訪れ金銭を渡し相撲に負けて貰う、つい最近までも7勝7敗の力士が楽日
には必ず勝つと、いった相撲があった。花相撲の怪我を慮る手抜き相撲や無
気力相撲とは違う。大相撲が年二回興行の時は仕方がなかったのかもしれ
ない。
今場所もBS放送で下の相撲から”目を見張って”みたが、僕の目には八百長
相撲はとまらなかった。逆に目にとまったのは久しぶりに日本人若手力士台頭
の兆しをみた。新入幕で敢闘賞を獲得した栃おう山、二度目の技能賞で来場所
三役を狙える豊真将、それに琴奨菊などなど、69連勝の双葉山台頭の時代を
思わせるものがあった。