「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           株暴落と庶民の生活

2008-10-01 05:05:05 | Weblog
株式市場が暴落している。昨日の東京市場の日経平均は、500円近く下げ、今年
最大の下げ幅だという。僕はまったく、この面での素人であり、株を買ったことはな
い。その僕でも昭和初期の”世界恐慌”やそれに続く不況は知っている。素人は素
人なりに心配である。

先日、近所の信用金庫も店の前に朝から100人近くの人が行列を作っていた。アメ
リカ発の金融不安が、ついに銀行の取り付け騒ぎになったのかーとは思わなかった
が、いちおう何事かと行員に尋ねた。すると月に一度のお客さんサービスディだとい
う。多少この店と取引のある僕は証明になる通帳を持参し、言われるままにイクバ
クを預金した。そしてサービスのサツマイモが4本はいった箱を貰った。買えば200
円程度だが、気は心嬉しいものだ。

この信用金庫は”貸すも親切、貸さぬも親切”-をモットーに堅実な経営で知られて
いる。先年のバブルの時も土地や不動産の投機には手を出さなかったので被害が
なかった。今回のサブプライムで始まった一連の事件にも関係ないと信じている。

知人のブログで、日本の一部の金融機関が"この機に乗じて"一儲けしているのを
批判し"クチ”行為だと書いていた。経済オンチの僕にはわからないが、毎月、自
転車に乗って行員が集金にくる程度の取引では、個人的には何があっても怖くない。
怖いのは、不況が長引いて政府がまた理由をつけて年金から"天引”すると言い出しは
しないかということだ。