昔の仲間に会うとよく”振り込め詐欺”が話題になる。広報「けいしちょう」による
と、都民の三割が電話などで働きかけを受け、中には一人で5回もおかしな電
話があったという。我が家にも二年ほど前”ご主人が交通事故を起こし、示談金が
すぐ必要だ”と弁護士を装った男から電話があった。電話にでた老妻は、僕が運転
出来ないのを知っているので、すぐにいんちきと見抜いた。
暫らく、このような電話がなくて安心していたが,昨日、僕が一人で家にいると変な
電話がかかってきた。”山本です。前に二度お伺いした山本です。覚えてていますか”ー
人懐っこい声でかけてくる。僕には「山本」という友人も知人もいない。いたが、とうの
昔に亡くなっている。
広報「けいしちょう」によると、東京都内の”振り込め詐欺”は、相変わらず多く被害総額は
46億円に上っている。信じられない数字だ。今日は二か月に一度の年金支給日、とくに
都内では後期高齢者保険料がはじめて天引きされる日だ。警視庁は5万4千人の警察官
を銀行や被害の多い無人のATM周辺に派遣して被害の防止に当たっている。日本も変な
社会になったものである。
わが家は電話局に番号を届けていない。したがって電話帳にも載っていない。携帯電話も
持っていない。持っていたが、あまり使用しないのに使用料が高い。なければなくてすむも
のだ。こうして”振り込め詐欺”の防止?に努めているが「けいしちょう」によると、”私に限って
大丈夫”といういう人に限って被害にあうのだという。
気をつけるに越したことはない。