「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       企業から脱走する技術研修の外国人

2008-10-11 06:27:51 | Weblog
僕の周辺でも最近、めっきり外国人が多くなってきた。家の階下にはアフリカの大使館
員が住んでいるし、散歩へ行くと必ず一人や二人の外国人に会う。東京の住宅地でさえ
こうなのだから地方の自動車工場の多い地区では、もっと国際化が進んでいるのだろ
う。少子老齢化、将来の日本はもっとこの傾向は進むと予測されている。

外国人がめだつようになったのは平成5年に外国人研修・技能制度がスタートしてからだ。
この制度を利用して発展途上国から"技術移転"や"人材育成”などの目的で年間10万人
の外国人が入国している。この8割が中国人だそうだが、なぜか一年間の研修期間を終え
二年目以降の技能実習になると、受け入れ先の日本の企業から失踪したり無断で帰国す
る者が増えている。会計検査院が厚労省の主管する、この制度を調査したところ、平成18、
19年だけで約1万3千人に上ることが判った。

東京首都圏の小さな中華料理店や時には日本そば店でも、中国人女性の店員が多くなっ
てきた感じがする。彼女たちがどんなVISAで入国しているのか知らないが、消息筋によると、
研修先からの"逃亡者”が多いという。女性の中には新宿あたりの風俗店で働いている者も
いるようだ。厚労省が研修を委託している財団法人には18,9年で計7億3千万円のカネが
使われている。ここにも税金の無駄使いがみられる。