「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         後期高齢者への督促状

2008-10-04 03:48:41 | Weblog
僕の住んでいる目黒区の後期高齢者の四分の一に当る6000人へ医療保険金の未払
いで督促状が舞いこんだ。全国で23万人も同じようなお年寄がいる。僕は9月30日の
ブログで「後期高齢者医療」は見直しの必要ないと主張したが、こんな初歩的なことで
大騒ぎになるとは役人同様想定外のこと。やはり内容以前の問題として見直しが必要
なことが判った。

「老人タイムス」を名乗る以上、小ブログは、昨年来月に1,2回は「後期高齢者医療制
度」について批判してきたが、その内容もさることながら、問題は行政側末端の老人へ
の対応のまずさ不親切だった。とくに目黒区はそれが目立った。

NHKのテレビに出ていた目黒区民(女性)は"医療保険金を払わないと財産を差し押さえ
られる”というので慌てて来た(区役所へ)。別の男性は"前もって支払い書を送るべきだ”
と怒っていた。しかし、これは誤りで7月に区役所から分厚い封筒が送られてきている。
ただ、その内容が難解で、わが家も解釈の違いで夫婦ゲンカになり、その模様を小ブログ
に書いた。(7月17日)

もう何度も何度もブログで書いたが「後期高齢者医療制度」は難解で、そのうえ役所の説
明文書が解りにくい。今回問題になっている地区は、本来4月にスタートすべきだったのに
"事務が間に合わない”という理由から10月にずれ込んだのだ。そのため、いっそう手続
きが煩雑になっている。区側はもう何度も区の広報で説明しているからと思っているかも
しれないが、相手は後期高齢者である。テレビに出ていた区の担当課長は"わからなけ
れば役所に来たり、電話しろ”といっていたが、頭と足腰の弱った年寄はそう簡単に行動
できるものではない。