「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          麻生太郎のパーフォーマンス

2008-12-09 05:33:59 | Weblog
マスコミの世論調査による麻生内閣への支持率がここへきて急落している。小ブログ
は発足以来,終始支持していただけに残念だ。麻生さんは一生懸命やっているようだ
が、すこしパーフォーマンスが多すぎ国民の気持ちがKY(空気が読めない)である。
それでいて知ったかぶりをするからいけない。こんなところに支持率の低下があるので
はないか。

僕らの世代はパーフォーマンスというと、日本を戦争の道に引き込んだ時の総理、東條
英機を想起する。戦争の敗色が濃くなると、彼のパーフォーマンスが目立ちはじめ、夜間
街に出てゴミ箱の中までチェックしたという。国民が贅沢をしているかどうかを直接、自分
の目で調べたかったのだという。麻生さんもことさら庶民色をだそうと、”アキバ”へ行った
り,ホッケの”につけ”や400円のカップ麺を食べたりしているが、もっと腰を落ち着けて欲
しい。

ネットを見ていたら、麻生さんをはじめ戦前生まれの政治家たちを”年増政治家”というの
だそうだ。”年増”とは江戸時代、30過ぎの女性のことを言ったと辞書にかいてある。”年
増”政治家たちは、この”百年に一度”という経済危機に対してあまりにも策がなさすぎる。
2兆円の定額給付金で乗り切れると思っているのだろうか。今、必要なのは、こんな一時
的な国民への”媚”ではなくて、例えば、失業者への仕事の創出など、もっと前向きなもの
ではないのだろうか。

安倍、福田についで”麻生お前もか”にならないよう頑張ってもらいたい。