「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           認知症は防止できる?

2008-12-15 06:08:11 | Weblog
65年来の”竹馬の友”が東京の私鉄沿線の駅前でドラッグストアを手伝っている。
実家の甥の店だが、薬剤師の免許を待つ彼は週に3回だけ店に出ている。店は
駅前商店街の一角にあり、山の手の下町といった風情が残っていて、いつも人通
りで賑わっている。

商店街は僕の住む町と同じ区内にあるが、老人の姿がめだつ。車イスでくる高齢
者も時々みかける。車イスを押すのも年寄りだ。このあたりは昔ながらの木賃アパ
ートが多く、一人住まいの老人が多いところだという。僕はまだ自転車で買物に来
れるし、友人もレジに立ててボケてはいない。そいう二人でも話題は病気であり特
に認知症のことだ。

NHKテレビの東京ローカル番組で世田谷区の老人たちが体操とPC講習会の結果、
認知症防止に役立っている、と報道していた。薬剤師の友人も高齢者の脳のCTで
明らかに認知症症状が出ていても、積極的に社会参加していれば防止できる。”お
前は大丈夫だよ”と励ましてくれた。

東京ローカルテレビ局のトーク番組で元東京大学教授の評論家など三人が”禁煙、
禁煙とうるさい。大本営みたいだ”と禁煙の社会風潮を批判していた。まだ後期高齢
者には達していない”お年寄り”。大本営発表など知らない世代だ。煙草が健康に害
があり、他人に迷惑をかけているというのに、この連中はまだ理解していないのだ。

ヘビースモーカーだった僕の友人たちは、皆もうこの世にはいない。人それぞれの人生
かもしれないが、勝手に煙草を吸って脳梗塞になったり、認知症になり、他人に迷惑は
かけたくないものだ。