「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          「変」が必要な自民党

2008-12-13 06:37:13 | Weblog
今年を代表する漢字に「変」が決まった。総理がちょくちょく"変”わったし、景
気が世界的に"変”動し不況になった。米国ではオバマ氏が”change"(改革)
を求めて大統領に当選した。2008年の言葉として「変」は、むべなるかなと僕も
思う。

「変」が今、一番求められているのは自民党ではないかー。昨日の新聞に自民
党の「生活安心保障勉強会」というよく理解できない、新しい議員連盟57人の名
前が載っていた。反麻生の先鋒と目される人物から、安倍元総理まで名を連ね
ている。議員連盟とは何なのか、新派閥なのか勉強会なのか。僕には党内に党
を作る党みたいに見える。

57人を年齢別に調べてみた。1930年生まれが1人、40年代が19人(うち戦前生ま
れ6人)50年代18人、60年代が13人、70年代も6人いる。戦後生まれが50人と圧倒
的に多い。戦後すでに63年も経っている。当たり前といえば当たり前だが。

昨日の小ブログは自民党の”年増議員”の悪口を書いたが、新しい議員連盟の顔
ぶれを見て、改めて議員層が若返っているにもかかわらず、党の政策運営が旧態
依然としていて、若手議員の間に閉塞感があるのではないかと思った。

今年の漢字の「変」は、新しい年にも持ち越されるのか、それとも年内にもう一度「変」
があるのかー。国民は自民党に愛想をつかしている。百年に一度の情勢に対するに
は総選挙しかない。