「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       アフガン支援は日本独自色で!

2009-10-13 05:01:54 | Weblog
岡田克也外相がアフガニスタンを訪問した。今後のわが国の対アフガン政策を
決めるに当たって外交の最高責任者が直接現地を自分の目で見るのは良いこ
とだ。2001年9月11日の同時多発テロの後、米国はテロ首謀者,アルカイーダ
のオサマ・ビン・ラーディンを匿った理由で首都カブールを爆撃、アフガンへの軍事
介入を開始した。日本も同盟国として協力,海上自衛隊によるインド洋での給油
支援のほか、アフガン復興援助に20億㌦も供出している。

僕は半世紀以上にわたって知イスラム・オブザーバーの一人として、わが国対イラ
ク、アフガン政策を見てきたが、たんに対米追従一辺倒ではないかと批判してきた。
わが国と米国との関係は承知しているが、もう少し相手がイスラム国家であること
を理解すべきではなかったかと思う。

米国のアフガン介入から、すでに8年経つが、いぜん泥沼状態である。解決の糸口
は見えず、逆に今年になってからは、タリバン側の攻勢で米兵の犠牲者は、昨年の
数を上回っている。最近になって現地の米軍司令官は兵力の増派を求め、これをめ
ぐって米国の議会が紛糾している。イスラム国家への介入は武力だけでは解決でき
ない。

アフガンの政治混乱は、元はといえば1979年ー89年のソ連(当時)の軍事介入から
はじまっている。この介入に対して、アフガン内のイスラム勢力は結集し、国内だけ
でなく、国外からもイスラム義勇兵がかけつけ徹底抗戦している。結果としてソ連は
60万人の兵力を投入しながら撤退している。

イスラム教徒対異教徒(kafir)との構図は、21世紀の現在でもある。わが国は歴史的
に構図のラチ外にあった。だからイラク、アフガン問題については、あまり一方にコミッ
トすべきではなかったし、将来もそうあるべきである。支援は日本独自色ですべきだ。