「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

   小沢幹事長の"横ヤリ"と"ユーゲント”の素質

2009-10-29 05:34:46 | Weblog
来年度予算のムダ削減に取り組んでいる政府の行政刷新会議のワーキング・グループ
のメンバーに当初決まっていた一年生議員が小沢幹事長の"鶴の一声”で締め出され
三年生議員以上になったそうだ。随分おかしな話だが、一年生議員の研修会のあと国会
でのヤジの飛ばし方を真剣に講師に聞いている議員を見て小沢幹事長の心配もむりから
ぬことかと思ったりもした。

衆院本会議での代表質問が昨日から始まり、その模様をテレビでみたが、なぜか与党民
主党からの質問はなく野党だけだった。研修で教育を受けた成果が上がったのだろうか、
自民党の谷垣総裁から"ヒトラー・ユーゲント”と酷評された民主党一年生議員の拍手があ
まり気にならなかった。と、いうより鳩山総理の答弁がしどろもどろの詭弁で、これでは拍手
の送りようがなかったのかもしれない。

一年生議員全員が”ユーゲント”ではない。一年生議員の一人、石田芳弘 議員(前犬山市長)
が早くも小沢幹事長の”横ヤリ人事”を批判して産経新聞にこんなことを言っている。
「当選一回の議員は政界の手練手管は素人かも知れないが、市民感覚を汲み取る能力はよ
り優れている。”永田町ズレ”していない一回生の新鮮な感覚を生かすべきだ。私は鳩山総理
から”しっかりやってくれ”と激励された。(小沢幹事長は)次の選挙のことばかりいっているが、
それは”政治屋”で政治家ではない」

石田議員のいうのは一理ある。有権者は候補者に期待して一票を投じている。それを一回生
だからといって差別し”永田町ズレ”の研修をするのでは、やはりナチの”ユーゲント”教育と批
判されても仕方がない。それより鳩山内閣の閣僚間の意見の不一致が目立ちすぎる。閣僚の
研修も必要ではないのだろうか。小沢幹事長いかが?