「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      「後期医療」 鳩山総理の詭弁に怒り

2009-10-30 05:16:42 | Weblog
鳩山総理はやはり巧言令色、口だけ上手で誠意のない人物である。昨日の「後期高齢
者医制度」についての共産党志位委員長の国会質問への答弁を僕はテレビでみたが、
よくもしらじらしく、こんなことを言えるのかと強い怒りさえ感じた。

「後期高齢者医療制度」の廃止は民主党のマニフェスト(政権公約)の目玉の一つでは
なかったのか。連立政権樹立のさいも社民、国民新党との間で合意した政策ではなかっ
たのか。にもかかわらず、昨日の鳩山答弁は、廃止は廃止でも二年先の廃止であり、代
案も明示せず、しかも多額な費用がかかる、と逃げ一方、逆に廃止が出来ないのは実施
機関の地域連合の反対があるからだ、と責任を転嫁している。これは詭弁である。日本の
医療の現実からみれば「後期医療」の廃止は、素人の僕でさえ出来ないことは最初からわ
かっていた。

民主党の掲げている政権公約は、どれも羊頭狗肉にみえてきた。政権公約が達成出来な
ければ責任をとると鳩山総理は言っているが、日本丸の沈没の危険を早くも国民は抱き始
めてきている。後期高齢者は75歳以上の老人である。それを二年先でないと廃止できない、
代案も明示できないというのでは、政権公約は結局"年寄りだまし”だったのである。だ
ますという点では"振り込め詐偽”と一緒である。

鳩山答弁に対し、”ユーゲント”教育を受けた連中が、バカの一つ覚えみたいに拍手を送って
いた。みっともない。後期高齢者は民主党を信じてはいけない。