「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      無責任な復興大臣と任命した総理の責任

2011-07-05 12:00:30 | Weblog
B型の短絡的だと自己分析していた松本龍震災復興大臣が前言を翻して今朝(5日)辞表を菅総理へ提出、受理された。こんな無責任な男を任命した菅総理の責任は重い。せっかく国会日程が70日も延期されたのに、またぞろ、こんな馬鹿げた問題で時間が空費されるとは、いったい民主党政権はどうなっているのか。

もともと、この無責任大臣は菅政権に対して批判的で、6月中にも菅総理は辞任すべきだと公言していた。そんな男を何故総理はよりによって任命したのか。また何故政権批判をしていた男が何故諾々と重責を引き受けたのかー僕にはわからない。

国民はもう空いた口がふさがらない。せっかく与野党の協議によって、やっと震災復興省が発足したのに、嫌がらせみたいな政務官の"一本釣り”をし、今回はその要になる大臣の失言辞職である。

すでに菅内閣は"死に体"であり、国民は一刻も早く菅総理の退陣を願っている。しかし、総理は一定のメドがつくまではと居座りを続けている。野党も震災復興に向かって協力の姿勢をみせているが、与党側のこのような裏切りや自滅行為ではどうにもならない。国難ともいうべきこの時期だが大手術が必要である。菅総理は解散総選挙をすべきである。

       松本”トッチャン坊や”大臣のおかしな言動

2011-07-05 06:20:05 | Weblog
松本龍震災復興担当大臣が就任後はじめて被災地入りして達増拓也岩手県知事と村井嘉冶宮城県知事とそれぞれ震災復興について話し合ったが、その時の 言動が被災地の人々の気持ちを逆撫でしたと物議をかもしている。被災者だけではない。僕もどうしてこんな"トッチャン坊や”みたいなお粗末な男が、国をあげて取り組んでいる震災復興大臣に就任したのか首をかしげるばかりだ。

僕がもっとも驚いたのは大臣が岩手県庁を訪れた際、持参したサッカーボールを県庁前の広場で達増知事にむけて"キックオフ”したシーンだ。これから自分が大臣に就任して復興が本格的に始まるのだという意味なのだろうが、還暦をすぎた政治家のやるパーフォーマンスではない。大震災からすでに4か月も経過しているのに、まだ瓦礫の山が山積し沢山の県民が不自由な避難生活を送っている。不謹慎きわまる。

村井宮城県知事との話し合いもテレビで見たが、松本大臣の傲慢無礼な態度はなんだ。戦前権力が集中していた内務大臣だって、おそらく公開の場ではあんな不遜な言葉は吐かなかっただろう。知事が約束をドタキャンしたというなら理解できるが、会場に数分遅れただけである。"お客を待たせてケシカラン"と苦言をいっていたが、大臣は震災復興担当責任として県知事に会談を申し入れているのだ。さらに"自衛隊出身者"ウンヌンの発言は余計なことだ。

松本大臣は一連の発言については真意が伝わらず残念だと陳謝しているが、その謝り方がいかにも”とっちゃん坊や”的だ。自分は博多の人間で言葉があらい。血液型がB型で短絡的だ、というのだ。卑しくも一国の大臣である。それも国運をかけて取り組んでいる震災復興担当の大臣である。週刊誌的な謝りでは事はすまない。

だれが、こんなお粗末な大臣を任命したのか。任命者の菅総理は来日中の米国の女性歌手レディ・ガガに青いバラを贈っていたそうだ。この総理にしてこの震災復興大臣である。
すこし真面目に物事を考えたらどうだろうか。