「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            菅直人総理の血液型

2011-07-08 06:31:44 | Weblog
松本龍震災担当大臣が”自分の血液型はB型で短絡的だった”と妙な釈明をして辞任した。これを新聞で読んだ老妻が”ところで菅総理は何型なのだろうか”と僕に尋ねてきた。もともと血液型による性格判断に疑問を持つ僕だが、ちょっと興味がないでもないので調べてみたらO型であった。

ネット情報を総合すると、O型の男性は次のような性格だと書いてあった。「変な自信家が多く、他人の力をあてにしない。持ち前の精神力で困難を乗り切る。計画性に欠ける。小さなことにこだわらない。自分の能力に絶大な自信を持っているから他人と協調せず時には外から浮き上がった存在になる。これを読んで僕は、菅総理の性格をよく当てているようにも見えて笑った。

しかし、笑っている場合ではない。昨日の参院予算委員会をテレビでみて驚いた。自民党の片山さつき議員が原発ストレス・テストについて質問すると、大臣席はいつのまにか一人去り、二人さりで議場は答弁に立つ菅総理だけだ。大臣諸氏も、総理が突然考え付いたとしか思えない、このストレス・テストにあきれ果てているのかもしれない。あるいは無言の抗議なのかもしれない。

菅総理は”たとえ刀折れ矢尽きても”と総理を辞めないともとれる馬鹿な発言をしている。何を考えているのだろうか。答弁は同じパターンの繰り返しでいつも”長い30年の政治経験からみて”と誇らしげにいう。僕ら年寄りから見れば、30年なんかほんの僅かな歳月にすぎない。むしろ国のために何をしてきたのか判らない、この30年の経歴が国難にあたって障害になっている。

”そして誰もいなくなった”は政治の世界では困る。巷間の噂では総理の最大の政治顧問は伸子夫人だそうだが、早いところ、夫の直人氏に辞任するよう直言してもらいたい。