「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         菅の国連出席、国際的な恥の上塗り

2011-07-18 05:14:00 | Weblog
菅総理が9月21日からニューヨークで開かれる国連総会に出席し、演説したい意向だという。総理はすでに関係者に演説草稿の作成を指示したとの事。総理は繰り返し”自分は辞めるとも辞任するともいったことはな”と居座り発言をしている。8月末辞任説はどこかっへすっ飛んだ形だ。すでに菅総理の辞任は世界周知の事だ。その総理が何を言ったって世界は耳を貸さない。恥の上塗りにすぎない。

菅総理は昨年9月の国連総会にも出席、オバマ米大統領についで演説したが、僕はたまたまCNNのニュースでその場を見たが、満席だった議場が菅総理になったとたん、ガラガラになった。演説が日本語で内容も日本人でも理解しにくい「最低不幸社会」だったからだ。ご本人は得意になって持論を展開したつもりなのだろうが、国際的には通用しない。さらに、演説は母国語の日本語なのに「疾病」を”しつびょう”と読み違えていた。正しくは”しつべい”である。

唯一つの具体的な提案は、母子保健やエイズ感染予防策として、2011年から50億ドルを国際社会に贈るという”菅コミットメント”だった。果たして、このコミットメントが実施に移されているかどうか、僕は不肖にして知らないが、「子供手当て」の国際版になっていなければよいのだが。

菅総理は国連総会に出席して何を言いたいというのか。東日本大震災の復興もままならず、福島原発事故の収束も思うようにいっていない。自分の頭のハエも終えない、死に体の総理の演説など誰も相手にしない。わざわざニューヨークまで出かけて、自分の恥を世界にさらしても仕方がない。