「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        突然の”ゲリラ停電”に襲われた40分

2011-07-14 05:52:02 | Weblog
気象庁が熱中症対策の一環として「高温注意情報」を発表した昨日、わが家は予告もなしに突然の停電に襲われた。日中で最も気温が上る午後3時過ぎ、僕は老妻とお盆の墓参りから帰宅して、まずはエアコンとスイッチを押したが機能しない。瞬間、僕の頭に浮かんだのは電力使用量が、暑さで急増してパンクしてしまったのかーということだった。でも、それにしても電力予報は、かなり余裕があったはずなのにだと思ったりした。

部屋は閉め切っていたので蒸し風呂状態。二人はお互いにいたわりあって熱中症予防にと冷蔵庫の水を飲んだが、停電であまり冷えていない。電話もパソコンも動いていない。テレビも見れないので、停電がどうして起きたのか判らない。二人は、なかば、あきらめの心境でシャワーを浴び、窓から風をいれてごろりと横になった。

3時40分すぎ電気がつぃたが、テレビもパソコンも停電については何もふれていない。近くに住む友人に電話を入れたが停電はなかったという。情報がはっきりしないのは不安である。東京電力のカスタマーズ・センターに問い合わせてみたら、停電は目黒区のわが町の一丁目と二丁目それに隣町だけだった。停電の理由は不明で、明日にならないと判明しないという。まるで特定の地区を突然狙いうちした”ゲリラ停電”である。

夕方、菅総理が「原発のない社会実現」などと例によって具体性にかける「お題目」を述べていたが、その中で”今夏も来るべき冬も電力受給は大丈夫だ”と保証していた。本当に大丈夫なのだろうか。局地的な停電とはいえ、40分も突然の停電に見舞われたばかりである。今回の地震も津波は想定外であった。企業の節電や国民の努力で、今はなんとか電力受給は順調に行きそうなのに、総理はこれをまるで自分の手柄のように語る。国民の輪の外にある総理は一日も早く辞任してもらいたい。どんなことを言っても誰も信用しない。