鳩山内閣の拉致問題担当担当大臣中井合(サンズイ)氏が先週21-23日、長春で北朝鮮の高官と密かに会い、拉致問題解決について話合っていたらしい。この会談には政府の拉致問題対策事務局の職員も同行していたという。これについて菅総理も松本外務大臣も、関与していないと否定している。しかし、この動きに同調したかのように菅総理の北朝鮮電撃訪問説とか8月の日朝会談説まで飛び出してきた。
中井氏は拉致問題についての日朝接触を否定し、生まれ故郷の長春を訪れたにすぎないといっているが、拉致問題事務局の職員を同行しており、話し合いが行われたのは間違いない。中井氏といえば過去に女性問題のスキャンダルとか、皇族に対する蔑視発言、衆院予算委員会でのおかしな発言など、マスコミを騒がせるには、こと欠かない人物だ。おそらく、今回の北との接触も、うまく行けばの一発を狙ったものだろう。
拉致問題について現職の中野寛成担当大臣が18日、ソウルで玄仁沢・韓国統一大臣と会談後の記者会見で、拉致問題解決についての”共同体制”構築が出来、解決に向かっての足並みがここ数年これまでそろったことはない”といった意味の発言をしている。菅総理がこれを受けて、一発を狙って、もともと”軽はずみ”な中井氏を利用したのではないだろうか。
”死に体”、断末魔の状態の菅内閣にとって拉致問題の解決は、願ってもない起死回生の策である。一方、北朝鮮にとって、今の菅内閣は交渉相手としてはもっとも手弱いに違いない。尖閣問題に見られるように、簡単に国益を捨て、しかも歴史認識にかける政権である。菅内閣は、"三つの問題"にケリをつけるだけの”暫定”政権である。将来に禍根を残すような”拉致交渉”からは手を引くべきだ。
中井氏は拉致問題についての日朝接触を否定し、生まれ故郷の長春を訪れたにすぎないといっているが、拉致問題事務局の職員を同行しており、話し合いが行われたのは間違いない。中井氏といえば過去に女性問題のスキャンダルとか、皇族に対する蔑視発言、衆院予算委員会でのおかしな発言など、マスコミを騒がせるには、こと欠かない人物だ。おそらく、今回の北との接触も、うまく行けばの一発を狙ったものだろう。
拉致問題について現職の中野寛成担当大臣が18日、ソウルで玄仁沢・韓国統一大臣と会談後の記者会見で、拉致問題解決についての”共同体制”構築が出来、解決に向かっての足並みがここ数年これまでそろったことはない”といった意味の発言をしている。菅総理がこれを受けて、一発を狙って、もともと”軽はずみ”な中井氏を利用したのではないだろうか。
”死に体”、断末魔の状態の菅内閣にとって拉致問題の解決は、願ってもない起死回生の策である。一方、北朝鮮にとって、今の菅内閣は交渉相手としてはもっとも手弱いに違いない。尖閣問題に見られるように、簡単に国益を捨て、しかも歴史認識にかける政権である。菅内閣は、"三つの問題"にケリをつけるだけの”暫定”政権である。将来に禍根を残すような”拉致交渉”からは手を引くべきだ。