「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

             野田総理の若さに期待

2011-08-30 05:57:10 | Weblog
野田佳彦財務相が昨日の民主党議員総会で決選投票の末、海江田通産相を破り代表に選ばれた。野田氏は今日の国会で第95代首相に指名される。安倍晋三氏以来久しぶりの50歳代の総理誕生である。世界の主要国の指導者は英国のキャメロン首相、ロシアのメドベージェフ大統領、オバマ米大統領など皆1960年代生まれで野田氏より若い。野田氏の若さは決してマイナスにはならない。その手腕に期待したい。

僕は民主党は大嫌いだが、個人的には野田氏は好きだ。一度もお会いしたことはないが、テレビの画面で見る限り、年齢の割りに落ち着きがある。自分の子供より一歳も若いのだが大人の風貌の持主だ。その野田氏が代表に決まったあと"ノーサイドにしよう”と言った後”もう”と一言小さく付け加えたのが印象的だった。野田氏ばかりではない。民主党内部の内輪もめは、僕らがみても鼻持ちならない。

その内輪もめの源は小沢一郎氏にあるようだ。残念ながら日本の政治はこの人のためにこ数年、引っかき回されてきたといっても過言ではない。代表選に三連敗しているということは党内でさえ人気が落ちてきた証明だだ。負けるたびに"一兵卒”を宣言しながら口をだしているが、今回の"敗戦”を機会に今度こそ小沢氏は政界を引退すべきである。国民はそれを期待している。

とにもかくにも菅政権が終わりを告げたのは、国にとって"同慶”の至りだ。その菅総理が、まるで”最後っ屁”のように朝鮮学校の無償化の手続き再開を文科相に命じたという。前途多難な野田政権になると思うが、野田氏は"ノーサイド”宣言しても変なところで妥協してはならない。党が割れても党内にいる、おかしな連中を追い出すべきだ。それでなくては野田氏の民主党はない。