すこし大げさにいえば、80余歳にして始めて太陽が西の水平線の向こうに沈む姿を観察した。大先輩Iさんの百歳の誕生日祝いで昨夜一泊した舘山市飯岡海岸のホテルは「夕日海岸ホテル」といい夕日を観光の売り物にしていた。人生の落陽に差し掛かった僕ら老夫婦二人は、海に面したホテルのロビ―に座り、真っ赤な太陽が西の海に沈んでゆく姿を、じっと約30分み続けた。来年結婚60年、ダイヤモンド婚を迎える二人だが、来し方を振り返り感無量なものがあった。
二人とも童謡「夕日ゆうひ」を子供の時歌った昭和1ケタ初期世代である
「夕日ゆうひ」(葛原しげる作詩 室崎琴月作曲)
ぎんぎんぎらぎら 夕日が沈む ぎんぎんぎらぎら陽が沈む
まかっかまかっか空の雲 みんなのお顔もまかっかか
ぎんぎんぎらぎら陽が沈む
二人とも童謡「夕日ゆうひ」を子供の時歌った昭和1ケタ初期世代である
「夕日ゆうひ」(葛原しげる作詩 室崎琴月作曲)
ぎんぎんぎらぎら 夕日が沈む ぎんぎんぎらぎら陽が沈む
まかっかまかっか空の雲 みんなのお顔もまかっかか
ぎんぎんぎらぎら陽が沈む