「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

オバマ大統領のお辞儀の角度

2014-04-25 05:48:40 | Weblog
バラク.オバマ大統領が安倍晋三首相との日米首脳会談を終え、次の訪問国韓国へ向かった。発表後の両首脳の共同記者会見によると、会談は「バラク」「シンゾー」の親密な仲で行われたようだが、テレビに画面でみる限り、それほどの親しさは感じられなかった。しかし、とにもかくにも、オバマ大統領から尖閣諸島が日米安保条約の対象地域である旨の発言を得たことは成果であり、日米同盟の絆が健在であることを内外に印象づけた。

しかし、国際政治には素人の僕であり、多少”熊さん”的になるが、僕はオバマ大統領の一連の歓迎式でのお辞儀の仕方に注目した。前回訪日の際、皇居で天皇.皇后両陛下に初めてお会いし時、大統領が頭を90度近く折り曲げ挨拶したと話題になった。あのぎこちない挨拶は、僕ら日本人にとっては、むしろ微笑ましかったが、一部の外国からは厳しい批判があったようだ。今回は、注意してみていると、大統領は頭は深々とさげなかったが、親しげに両陛下と握手されていた。

Protocol(外交儀礼)は難しいようだ。歓迎式典をみて自衛隊儀礼兵の一糸乱れぬ式の運行に改めて感心した。新聞に天皇主催の晩餐会の席次まで書いてあったが、式典をつかさどる関係者はその準備が大変だ。式典では当然両国国旗が掲揚され、両国国歌が演奏された。先日、新聞に安倍総理の靖国参拝に批判的な新聞社説を試験に出題した、高校教師が”君が代が歌える社会科教師なんかほとんどいない”と書いてあったが、事実なら恥ずかしいことだ。東京都は、高校の社会科教師をあつめてprotocolについて研修会を開催したらどうか。晩餐会に当然公務として参加されなければならない皇族の欠席と同じく気になった点だ。