「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

梅雨の晴れ間の庭木の剪(せん)定

2015-06-13 05:06:37 | Weblog
梅雨の晴れ間に昨日、目黒区のシルバー.センターから「植木屋」さん二人が、わが家の庭木の剪定に来てくれた。猫の額のような狭い庭だが、この時季僅かな木だが生い茂り鬱陶しい。僕が器用ならば自分でやればよいのだが、こういった庭仕事はからっきしダメである。老妻が片手間にしていたが、ついに手に負えず専門家にお願いすることにした。

僕の住む町は昭和15年、戦争のため中止された駒沢の”幻の五輪”の会場に近くその頃開発された。そのため都心の旧15区に比べて敷地が広く一区画50坪以上の家が多く庭木が植えられていた。しかし、70余年たった今、持ち主の代が変わり、財産相続の関係からか敷地が、幾つかに分割され、そのたびに庭木も切られていった。わが家もそうで、20年前新築したさい、母親が大事にしていた柿の木などが切られてしまった。

「植木屋」さんの手で、僅かばかりの「梅」と「きんもくせい」と「やぶ椿」が綺麗に剪定された。住宅街の開発はまだ進んでおり、今年の春、新築された隣家(アパート)には、ついに庭木は一本もない。代って門前には下草の花が植えられているだけだ。それでも可憐なものだ。蝶が舞いに来ている。全く、都会育ちで草木には関心のなかった僕だが、最近、興味が若干出てきた。多分、歳をとった証拠なのだろう。


朗報一つ。紛失したと思っていた「シルバーパス」の入った財布が見つかったと、バス会社から連絡があった。これで以前どおりバスに乗って駒沢公園にも散歩に行けるし、無料で通院できる。