東海道新幹線「のぞみ」内で焼身自殺した71歳の老人の犯人像が明らかになってきた。新聞などの情報を総合すると、老人は東京郊外の木造二階建アパートの一室に住む一人者で、犯行の動機は生活苦から自分の貰っている年金への強い不満からであった。老人は普段から周囲の人に対して”年金事務所の前で自殺しやる”と漏らしており、焼身自殺の現場に残されたリュックの中にも年金相談に関するメモなども残されていたという。
老人は日頃から”二か月に一度貰う24万円の年金では家賃や光熱費を払い税金まで支払えば生活出来ない”と言っていたそうだが、年金額からみて、年金は厚生年金のようだが、老人が言う35年間働き続けた額にしては少なすぎる。老人は故郷の岩手県から上京、盛り場で歌の流しをしていたが、芽が出ず、その後は解体会社や幼稚園も園児送迎バスの運転手など転々と色々な仕事をしていたという。しかし、不幸にも仕事先の多くが厚生年金に加入していなかったのであろう。
老人が上京してきたのは「列島改造」の時代で、地方の若者が集団就職で”金の卵”ともてはやされていた頃であった。老人も若い時には故郷に月9万円も送金していたという。バブルの時代はそうだったかもしれないが、はじけた後の不況では、老人には厚生年金に加入しているような仕事先はなかったのであろう。
事件を起こした日は老人の家賃支払い日であった。関係者によると老人は東北人らしく几帳面で家賃の滞納などなく、近所での評判もよかったようだ。古代中国では、70歳は古来希なりといい、矩(のり)を越えずともいった。しかし、今の日本は違う。71歳は”前期高齢者”で元気な人が多く、できればまだ仕事したい人もいる。しかし、職はなく年金生活に頼らざるをえない。その年金が僅かでは、将来に「のぞみ」はなく、このよう短絡的な暴走老人が出てきてしまう。超高齢者時代、考えさせられることが多い。
老人は日頃から”二か月に一度貰う24万円の年金では家賃や光熱費を払い税金まで支払えば生活出来ない”と言っていたそうだが、年金額からみて、年金は厚生年金のようだが、老人が言う35年間働き続けた額にしては少なすぎる。老人は故郷の岩手県から上京、盛り場で歌の流しをしていたが、芽が出ず、その後は解体会社や幼稚園も園児送迎バスの運転手など転々と色々な仕事をしていたという。しかし、不幸にも仕事先の多くが厚生年金に加入していなかったのであろう。
老人が上京してきたのは「列島改造」の時代で、地方の若者が集団就職で”金の卵”ともてはやされていた頃であった。老人も若い時には故郷に月9万円も送金していたという。バブルの時代はそうだったかもしれないが、はじけた後の不況では、老人には厚生年金に加入しているような仕事先はなかったのであろう。
事件を起こした日は老人の家賃支払い日であった。関係者によると老人は東北人らしく几帳面で家賃の滞納などなく、近所での評判もよかったようだ。古代中国では、70歳は古来希なりといい、矩(のり)を越えずともいった。しかし、今の日本は違う。71歳は”前期高齢者”で元気な人が多く、できればまだ仕事したい人もいる。しかし、職はなく年金生活に頼らざるをえない。その年金が僅かでは、将来に「のぞみ」はなく、このよう短絡的な暴走老人が出てきてしまう。超高齢者時代、考えさせられることが多い。