「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

後味の悪い韓国の「明治日本の産業革命遺産」へのイチャモン

2015-07-06 05:25:07 | Weblog
ユネスコに推挙されていた「明治日本の産業革命遺産」が、やっと難産の末、全会一至で承認された。先月東京で開かれた日韓外相会議では韓国の「百済の歴史遺跡群」と共に相互で協力しあい推挙することで意見が一致していただけに、土壇場にきての韓国側のイチャモンは見苦しかったし、後味が悪かった。

韓国側の代表の一人は、会議の見通しを聞かれて”五里霧中です”と答えたと新聞にあった。”五里霧中”とは”迷って方針や見込みがたたないこと”(三省堂慣用句ことわざ辞典}という意味で、元はといえば、中国古代の後漢の時代、張楷という人が、秘術を使って五里四方にわたって霧をおこし、深い霧の中で方角を惑わしたことから来ている。

まさに韓国の戦時中の”強制徴用”のイチャモンは、この”五里夢中”の策であった。明治時代の産業遺産群は、韓国側の言う”強制徴用”とは関係がない。韓国は産業遺産の中に1940年代、本人の意思に反して強制的に日本に連行され働かされたというが、当時は「日本人」なら誰でも徴用され、働かされた時代であった。それより何にも明治時代とは時代が違う。

国際会議であり交渉事である。結局なんらかの妥協点を見つけなければならないのは解かる。しかし、日本は結果的には韓国が主張する”意志に反した強制労働”を認めた結果になってしまった。これが過去の”従軍慰安婦”と同じような”五里霧中”の策に巻き込まれなければよいのだが。すでに韓国側からは”今回の決定は徴用の被害者の苦痛を記憶に残し、歴史の傷を癒す第一歩である”という声(趙外務次官)さえ出ている。