「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”オーソドックス”な新競技場を!

2015-07-17 04:57:38 | 2012・1・1
2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の2520億円という巨額な建設費をめぐって世論の大反対に会い、政府は計画の再検討を始めたようだ。しかし、国際デザイン.コンクールで一度決まったものを簡単に破棄出来ないようだし、工期の問題もあって難しいのではないかという声もある。昨日、この問題についてコンクールの委員長だった建築家の安藤忠雄氏が記者会見して、同氏はコンクールに関与しているだけだと立場を明らかにした。

多分、僕もそうだと思う。事業主体のJSC(日本スポーツ振興センター)は、コンクールの条件として事前に予算として1300億円を提示しており、安藤氏もこれを承知して選に当たった。ところが、2013年9月、IOC(国際オリンピック委員会)で、五輪開催が決まった時には、総工費は最大3000億円に膨れ上がっていた。何故なのか。JSCの杜撰さと、監督官庁の文科省の責任以外にはない。

2520億円とは如何に巨額なのか。本ブログのコメンテーター、lodyupaさんが「新国立競技場と五輪大臣の疑惑」(7月9日更新)の中で、過去の五輪の競技場建設費と比較して、如何に2520億円が突出しているか示し、それだけの予算があれば、拉致が二度と起きないように国防の強化に回すべきだと主張されている。lodyupaさんによれば、平成27年度の海上保安庁予算は1876億円(人件費982億円)。

産経新聞のコラム「正論」(首都圏版7月16日)に池井優慶応大学名誉教授が”新国立計画は再考出来ないのか”と次のように書いている。「人目につく派手な競技場より選手にとって最高なプレーの場、観客には見やすく、メディアには取材しやすい。以後の利用と維持にも費用のかからないオーソドックスなスタジアム」。まったく同意見である。