「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

何故この時期に捕虜への謝罪なのか

2015-07-22 05:40:09 | 2012・1・1
戦時中米軍捕虜を強制労働させたとして三菱マテリアルが、わざわざ役員をロサンゼルスへ派遣して謝罪した。日本の大企業が捕虜問題で謝罪したのはこれが初めてのこととかで国際的な話題を提供している。先日、小ブログは、すでに一度、この問題を扱っているが、今、安倍総理の戦後70年談話で「謝罪」をいれるべきかどうか注目を浴びているときだ。タイミングとしては如何なるものだろうか。

早速、予測された通り韓国や中国から”アジアの国々への謝罪を差し置いて米国にだけ謝罪するのか”抗議の大合唱である。すでに連合軍捕虜への謝罪問題はサンフランシスコ平和条約で解結済みである。また、韓国や中国が抗議する強制連行問題とは別問題だ。三菱マテリアルは、当然、社外役員に元外交官で、小泉内閣の首相補佐官であった岡本行夫氏を抱えており、このことは承知のことだ。それでも、この時期に謝罪するのは”謝罪よりも商行為”だと(Record China)評されても仕方がない。

敗戦後、南方軍隷下部隊、10万人の軍人軍属はポツダム条約で、速やかに復員帰国する規定になっていたにも関わらず、JSP(Japanese surenders Personel)=日本人降伏軍人軍属=という資格で長い人は2年間近く使役労働に従事させられた。このうち約1万人近くが、酷使により死亡している。この数は泰緬鉄道建設で犠牲になった捕虜の数より多い。シンガポールの近くのインドネシア領の孤島レムパン、ガランでは、連合軍の給与不足から164人が栄養不足でなくなっている。戦後70年、すでに解決済みの問題に謝罪するよりも、祖国のために生命を落したJSPの方々の霊に想いをはせよう。