「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

暮らしにくくなった日本

2015-07-03 05:56:22 | Weblog
先日、戦争中勤労動員で苦労を共にした旧友たちとの集まりの模様を母校の同窓会誌に投稿するため原稿を事務局に郵送したところ、数日して”宛先人不明”の判が押され返却されてきた。よく調べると、住所の戸番の一部が欠落していた。こちらの責任だが、郵便番号は正しいし、第一、個人の住宅ではない、百年前からこの地にある学校である。郵便局が国営だった時代には考えられなかったことだ。

これに関連して母校の事務局に、所在が判らない関係者の住所を尋ねたら「個人情報秘密法」で、教えられませんとのこと。こちらが何者か判っているし、尋ねる目的もはっきりしている。僕だけではないだろう。この「個人情報秘密法」の杓子定規の解釈で、日常生活が如何にギクシャクし、不便になってきたかだ。

厚労省の国民生活基礎調査によると、生活が前に比べて”大変苦しくなった”が29.7パーセント、やや苦しいが32.7パーセントで併せて62.4パーセントが”苦しくなった”と答えている。それを裏付けるように、収入が一定のようにみえる65歳以上の高齢者世帯も平均収入も前年比8パーセント、300万5000円減である。

確かに年金から税金の一部や高齢者医療保険料が天引きされ、目引きされているが、これによって、生活全体が苦しくなってきたという実感は僕にはない。しかし、日常生活は確かに暮らしにくくなってきた。収入減だけではない。昔の日本では想像も出来なかったマナーの悪さもその一つである。路上や車中での飲食、行列の悪さetc。いちいちこれに腹をたてていれば身体に悪いので我慢しているが、暮らしにくくなってきたのは事実である。