「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

僕のエミレーツ航空ファースト.クラス搭乗記

2016-05-13 05:15:15 | 2012・1・1
升添要一東京都知事の多額な海外出張費に絡んんで産経新聞が全国48都道府県に対し、知事がファースト.クラスを利用しているかどうか調査したところ升添知事のほか岩手、茨城、群馬、愛知各県の知事が利用していた。残りの43府道県知事は、条令などで利用が許可されていても、一段料金が低いビジネス.クラスを利用していた。それほど料金が高いので、倹約志向の知事さんはファースト.クラスの利用を避けているのかもしれない。

年寄りの自慢話を一つ。一介の市井の徒である僕が2008年11月、関西空港からUAE(アラブ首長国連邦)のドバイまで往復、同国のエミレーツ航空の豪華なファースト.クラスの席に収まり旅行した。詳細は小ブログ(11月22日)に書いているが、僕の場合は1962年、新聞社の中東移動特派員として同国(当時は独立前で、英国の保護領で休戦海岸)を訪れた際、同僚のカメラマンが撮りまくった写真数百枚ががドバイ首長一族の同航空会長の目にとまり思わぬセレブの招待の旅になった。

ファースト.クラスは畳一畳半ほど隔離されたコンパートメントで、エコノミ―クラス症候群など心配がない12時間の快適な旅だった。同じ飛行機には元経済企画庁長官、相沢英之氏ご夫妻(夫人は女優の司葉子さん)が乗られていたが、ビジネスクラス。僕らは心ばゆいなにか悪い事でもした気持ちだったのを憶えている。、

ついでに飛行機での自慢話をもう一つ。1962年11月、僕とカメラマンが乗った羽田からロンドン行きのUAR(アラブ連合)航空機(コメット82人乗り)は、最初の給油地香港まで、乗客は僕ら二人きりで、操縦席まで案内されVIP待遇であった。言ってみればジェット機を借り切ったような空の旅であった。