「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

知事の”悪行” 何故、都議会は黙っているのか

2016-05-20 05:28:50 | 2012・1・1
升添要二.都知事の公私混同の”悪行”は、本人は精査しているといっているが、逆に次々に新しい容疑が出てきている。今度は政治資金を使って、車二台を購入したり、自分の似顔絵入りの和菓子を大量に配っていたという。これだけ知事の”悪行”が、マスコミで明らかにされているのに、都議会がダンマリを続けているのは不思議だ。小ブログでも、コメンテーターの一人、lordyupa さんが都議会内に百条委員会を設置して知事の”悪行”を追及すべきだ提案されているが、もっともな話だ。

東京都議会は2014年の都知事選挙のさい、升添氏を知事に推薦した都議会自民党(TOKYO自民党)は、都議会内の最大勢力で56名の議員を有しているし、公明党も25名の議員がいる。今、思っておかしいのは、升添氏は2012年、自民党を脱退し、新党改革を作った際、自民党本部は升添氏を除名処分にしたのに何故候補に推薦したのかだ。

民主党の菅直人政権時代の2010年12月、誰が呼びかけたのか判らないが、民主党の総理を辞任した鳩山由紀夫氏と弟の邦夫氏(自民党前総務大臣)それに小沢一郎氏の三人と升添氏が東京の寿司屋で会談を持っている。当時国会では、小沢氏の政治資金問題で小沢氏を国会に喚問すべしという声が強く、菅内閣は行き詰まっていた。

升添氏は当時”小沢嫌い”の先鋒だったが、なぜその小沢氏を含めて鳩山兄弟と会ったのか。政治家としての升添氏は解からないことが多すぎる。ただ言えることは、”学者先生”だった升添氏が小沢氏など老練な政治屋を通じて、色々”政治”のウラを学習したことかもしれない。