「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

意義があるのか亀井静香、トランプ会談

2016-11-06 05:33:24 | 2012・1・1
亀井静香氏(80)が米国の大統領選の前日、共和党のトランプ候補とニューヨークで会談するという。申し訳ないが、亀井氏は”まだご存命だったのか”というネット批判があるほど過去の政治家だ。一方、トランプ氏も、選挙の多忙なこの時期に選んで亀井氏と会うのか。政治には素人の僕には判らない。

新聞報道によると、亀井氏は今年5月、石原慎太郎氏(84)と共にトランプ氏に対して、日米相互の国益と理解のために話し合いたいと申し入れていたのだという。はっきり言って二人とも80歳の高齢で、過去の政治家である。とくに石原氏は東京都の清州市場のゴタゴタをめぐる小池知事とのやりとりを見ているとそれを感じる。

次元の低い話で恐縮である。昨日、昔勤めていた新聞社の同じ職場だけのOB会に出席した。入社暦から見れば、いつの間にか一番古くなっていたが、僕より年齢は上の出世頭の一人が一番先に立って挨拶したが、長々と話が長い。座が飽きてざわめいてきたら、”静かに聞けと”怒鳴り出した。過去の栄光に酔っている老人の醜態である。

トランプ候補は、多分すでに敗北を辞任していると思う。さもなければ、選挙前日に亀井氏と会うわけはない。あるいは亀井氏との会談に一発逆転を狙っているのだろうか。亀井氏がそれほど影響力があるとは思えないいずれにせよ、日米双方にとって、あまり意味のない会談である。怖いのは、過去の栄光に酔って引き際を忘れた老人の哀れな姿である、自戒しなければならない。