「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

北朝鮮のミサイル発射 安倍総理がとる米国との”具体的行動”

2017-05-30 06:11:15 | 2012・1・1
北朝鮮が昨日早朝、またまた弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ(排他的経済水域)内に落下したらしい。北朝鮮のミサイル発射は5月入ってから3週連続である、物騒極まりない。安倍総理は、発射2時間後の早朝からNSC(国家安全保障会議)を開き、「北」の暴挙に対し”毅然として対応し、米国との間で”具体的行動”をとる旨強調した。

”具体的行動”とは何なのかー。米国のマティス国防長官は、「北」の再三挑発行為に対し、”レッドライン(越えてはならない一線)を引くことはない”としながらも、武力行使放棄せず(産経新聞30日付け3面見出し)の態度を示唆している、ミサイルの落下地点は佐渡島500キロの水域であり、戦争になれば、日本列島は射程内に入る。

「北」は弾道ミサイル発射に先立って対空迎撃ミサイルの実験も行ったらしい(期日不明)。金正恩労働党書記長が実験を視察している写真が朝鮮中央通信社が流している。これに対して、米国も30日、太平洋上で同じように迎撃ミサイルの実験をする予定のようだ。

心配なのは「北」のミサイル発射が常態化し、偶発的な事故が発生することだ。米国が”レッドライン”を越え、わが国が米国と具体的行動をとることだ。トランプ大統領の、日頃伝えれる言動から、その危険性がないとは言えない。トランプも安倍晋三も金正恩も戦争を知らない世代だけに心配である。危機感は失ってはいけないが、なんとか外交的努力で問題を解決しなければいけない。