「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

日韓関係の疎遠化図る国会議長の”悪だくみ”

2017-07-02 05:39:43 | 2012・1・1
韓国の丁世均国会議長が来日し、大島理森衆院議長と会談した際、”2018年の平昌冬季五輪に日本人の観光客が少なかったら20年東京五輪には一人の韓国人も行かせない”と発言したそうだ。冗談だと思ったら、どうやら本気でそう考えているようだ。丁議長が何の目的で来日したのか、寡聞にして知らないが、人の国へきて、このような暴言を吐くとは随分と礼儀を知らない人物だ。

先月、自民党の二階俊博幹事長が安倍総理の親書を持って韓国を訪れた。文在寅新政権に対する礼儀的なものと思うが、その二階幹事長が在韓中に”日韓関係を疎遠させる悪巧みをする連中がいる”と語ったのが韓国では問題になっているそうだ。何故、二階氏の発言が悪いのか僕には理解できないが、もしかすると、二階氏は丁国会議長のような人物を想定していたのかもしれない。

丁国会議長は五輪問題に他にも戦後連合軍裁判によって処刑された”BC級戦犯”の補償問題を持ち出した。”従軍慰安婦””強制徴用”と同一線上にある、韓国が執拗に要求する、併合下における戦時中の補償問題である。丁議長は1965年の日韓基本条約締結当時15歳の少年でよく知らないかもしれないが。基本条約では”日本が11億ドルの経済支援をすると同時に韓国は併合下の一切の請求権を放棄する”ことになっているのだ。

丁議長はまた、日本は景気が好いから失業の多い韓国の若者を旅券法を改正して就労させよと提案した。丁議長は一昨年の日韓”慰安婦”合意が最終的、不可逆的にもかかわらず、慰安婦像を撤去しないどころか、逆に増設しており、日本国民の怒りを買っている事実を知らないのだろうか。こんな発言を見ると、僕にはかっての植民地国の宗主国への”甘え”が残っているみたいに感じる。