閉会中の衆院予算委での「加計」問題などをめぐる質疑を昨日テレビでみた。安倍総理は自身”丁寧に、しっかりと、誠実に”説明されたと思われているが、残念ながら、”疑惑が払底されたとは思えない”(日本維新の会 浦野靖人議員)。参考人の陳述の食い違い、不誠実な答弁を聞いて、僕も浦野議員に同感だ。
安倍総理は答弁の中で何回か”李下の冠を整(ただ)さず”という中国の故事(古詩源.君子行)を引用した。三省堂の「慣用句ことわざ事典」によると、”他人から疑いを受けやすい行為はしないほうがよい”という譬えである。杏(あんず)の木の下で冠を直すと、杏の実を盗んでいるような疑いをかけられるという意味である。まさに総理の「森友」から「加計」の至る言動は”李下の冠”である。
昨日の予算委の参考人として、加戸守行元愛媛県知事、前川喜平前文科省事務次官、和泉洋人総理補佐官、藤原豊前内閣府審議官が出席したが、前川氏と和泉氏の証言は”言った言わない”で食い違ったままはっきりしない。藤原氏に至ってはすべて”記憶にない”一辺倒で、木で鼻をくくったような答弁だ、これでは、いくら安倍総理が”丁寧に、しっかりと誠実に”と言われても、逆効果で疑念が深まる一方である。
今日も参院で同じ審議が行われるが、時間の浪費のように見えてならない。安倍総理にとっては「森友」「加計」はまさに”李下の冠”であった。国家の最高指導者である。公職にある間は、公私混同とみられるよな行動は厳に慎むべきであった。
安倍総理は答弁の中で何回か”李下の冠を整(ただ)さず”という中国の故事(古詩源.君子行)を引用した。三省堂の「慣用句ことわざ事典」によると、”他人から疑いを受けやすい行為はしないほうがよい”という譬えである。杏(あんず)の木の下で冠を直すと、杏の実を盗んでいるような疑いをかけられるという意味である。まさに総理の「森友」から「加計」の至る言動は”李下の冠”である。
昨日の予算委の参考人として、加戸守行元愛媛県知事、前川喜平前文科省事務次官、和泉洋人総理補佐官、藤原豊前内閣府審議官が出席したが、前川氏と和泉氏の証言は”言った言わない”で食い違ったままはっきりしない。藤原氏に至ってはすべて”記憶にない”一辺倒で、木で鼻をくくったような答弁だ、これでは、いくら安倍総理が”丁寧に、しっかりと誠実に”と言われても、逆効果で疑念が深まる一方である。
今日も参院で同じ審議が行われるが、時間の浪費のように見えてならない。安倍総理にとっては「森友」「加計」はまさに”李下の冠”であった。国家の最高指導者である。公職にある間は、公私混同とみられるよな行動は厳に慎むべきであった。