「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

白鵬 炎鵬の優勝 大相撲名古屋場所

2017-07-24 05:30:01 | 2012・1・1
四横綱三大関の豪華番付で始った大相撲名古屋場所は終わってみれば、白鵬の強さだけが目立った場所だった。稀勢の里、鶴竜の二横綱は、早々とケガを理由に途中欠場、白馬冨士だけがやっと11勝をあげただけ。大関陣に至っては、期待された新大関、高安が9勝、負け越し常連の豪栄道は7勝8敗でまた来場所は陥落のカド番、照ノ冨士は二横綱にならって欠場してしまった。観客は連日大入り満員だったようだが、果たして協会にとって無事千秋楽を迎えたといえるかどうかだ。

やはり白鵬の強さは抜群だ。過去最高の39回目の優勝を軽々と成し遂げ、魁皇の持っていた通算勝ち星数1088を越えて千秋楽には1090、まだ32歳の若さである。前人未踏の記録をどこまで伸ばせるだろうか。大横綱である。これに対して他の横綱、大関陣の不甲斐なさは嘆かわしい。ただ救いだったのは若手力士の台頭と頑張りだ。殊勲賞を貰った関脇、御嶽海や負け越しはしたが、横綱白馬冨士から金星をあげた宇良、鶴竜など一横綱二大関を破った北勝富士の頑張りなど。

若手といえば幕内優勝した白鵬と同じ宮城野部屋で序二段優勝した力士、炎鵬の活躍も話題になっている。元幕内力士でケガで番組を下げていら舛之山との決定戦をテレビで見たが、169㎝の小兵で、まだ髷も結えない炎鵬が土俵際で舛之山を突き落として勝った。先場所も序の口全勝しており、角界に入って負け知らず。高校相撲の強豪、金沢学院を卒業、大学時代には世界ジュニア選手権大会(80キロ級)で優勝している。白鵬を頼って入門したそうだが、数年後の活躍が楽しみだ。