「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

理解出来ない「加計」の国会閉会中の特別審理

2017-07-11 05:52:14 | 2012・1・1
国会閉会中なのに「加計」問題についての特別審理が昨日、衆院(午前)参院(午後)で行われ、NHKがナマ中継したのでひねもすこれにお付合いしてしまった。昨日の東京地方は30℃を超す猛暑で、テレビの画面には”熱中症ご注意、こまめに水分を”をというテロップが流れ、冷房の中でも一日テレビの前で座視するのは苦痛、途中、こっくり、こっくりしまったが(笑)

午前の衆院審理は配布書類の不備から30分遅れで始まり、相変わらずの民進党議員の安倍総理のアラ探しで始まり、長々と「森友」問題の批判をひとくさり。「森友」が「加計」と無関係とはいわないが、昨日の審理は、わざわざ、前川喜平前文科省事務次官を参考人として呼んでの審理である。それに質疑の態度がケンカを売るようで見苦しい。だが、それ以上に理解できなかったのは山本幸三地方創生担当相の答弁だ。獣医学部新設の4条件の説明だったが、長々と下を向いたまま文書を読み上げた。本人も理解していないようだから国民が解るはずがない。

各マスコミの安倍内閣支持率が急落し、支持と不支持が逆転した。昨日審理を見ても前川証人の証言には説得力がある。安倍首相補佐官が総理の意向を受けてかどうかは別として、この問題にかかわっていたのは事実だ。野党は改めて、安倍総理出席のもとで、さらなる審理を要求している。世論調査によれば、国民の大半は政府の説明を理解していない。多分、昨日の審理で理解できたと思えない。

僕が昨日のテレビ中継を見ていてちょっと気になったのは、政府参考人として呼んばれた加戸守行元愛媛県知事(文科省OB)や萩生田光一官房副長官の胸に拉致問題のシンボルのブルーリボン.バッジがあったことだ、森友学園の籠池泰典前理事長の胸にもかっては光っていた。拉致被害関係者には迷惑な話だと思うが、僕の目には戦争中の翼賛会バッジのように映った、僕の妄想だし総理には無関係なことだが、「加計」問題の背後にある何かを感じる。