「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「朝日」「毎日」「東京」の”安倍叩き”

2017-08-27 06:15:44 | 2012・1・1
一昔ほど前まで”どの新聞も同じだ。面白くない”とい声が聞こえてきたものだったが、最近はちょっと変わってきた。昨日(8月26日付け)産經新聞の朝刊コラム「産経抄」にこんなのがあった。作家の門田隆将さんの雑誌に書いた記事を引用したものだが、”毎日も朝日も今や社内は安倍叩きなら、どんなことでもする”というのだ。「産経抄」記者も、知人の東京新聞記者から”上司に安倍なんか取材しなくてよい。とにかく叩け”と号令された話を紹介している。

僕が現役記者だった40年前頃は、競争相手の他社であっても相手の社の編集方針まで立ち至って批判はしなかった。それが、よい悪いは別として業界内の暗黙のしきたりであった。それがいつから変わってきたのであろうか。「産経抄」は”事実をありのままに伝えることより、主義主張や好みを広めることに熱心な習性があるのは否めない”と批判している。

年金生活者にとって、新聞を何部も購読するのは出来ない。産經から名指しされた「朝日」「毎日」「東京」が「産経抄」に応答するのか無視するのかどうか知らない。しかし、安倍総理側にも問題がないとは言えない。国会答弁で「読売」の名前をあげて、自民党憲法改正案を読めとか、「産経」の「正論」会場で、重要政策を発表したりしている。これでは「朝日」「毎日」系列のテレビ局まで含めて、安倍叩きに奔走するのも無理がない。逆に「読売」「産経」が安倍総理の御用新聞といわれても仕方がない。