「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

事故であっても問題だ 老人施設の不審死

2017-08-28 05:11:18 | 2012・1・1
岐阜県高山市の介護老人施設で老人3人が、僅か半月の間にろっ骨が胸に刺さったり、アザが出来たりして不審な亡くなり方をしている。今、警察が捜査中だが、新聞報道によると、事件性は薄く、事故ではないかという。真否は捜査の結果を待たなくては判らないが、たとえ、事故だとしても、事、人命にかかわる問題だ。最近、老人施設で同じような不審死が多く気がかりである。

横浜市神奈川区の病院で入院中の88歳の老人二人が、点滴に界面活性剤を混入され死亡したのは、今年2月だったが、半年すぎても全容が判らない。慎重に捜査中なのだろうが、これまた新聞報道によれば、この病院は名前を変えて再開する見込みだという、院長の言葉では、近隣に老人が入院出来る病院がなく、社会の要望によるものだという。確かに、横浜だけでなく、介護度の高い老人は”居場所”がなく社会的な問題になっている。

高山市の老人ホームをHPを見ると、立派な施設である。介護の女性がニコニコと対応している。それに短期入居も可能で、料金も比較的”リーゾナブル”である。重度の介護老人を抱える家族にとっては、救いの施設である。しかし、現実には事件か事故か判明しないが、ろっ骨が胸が刺さる亡くなり方をしている。

横浜市の病院の時もそうだったが、マスコミは発生時は大騒ぎするが、”75日”過ぎると忘れられてくる。老人の死だから、いつまでも大騒ぎする必要がないという風潮が社会にあるとは思いたくないが、気になる問題だ。