「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

フジテレビに必要なのは清潔感 ビートたけしの27時間テレビでは 

2017-08-30 05:40:27 | 2012・1・1
フジテレビ系列の朝の帯番組「とくだね!」が事実を確認せずに京都府議の”スキャンダル”扱かい、キャスターの一人、笠井信輔が番組の中で謝罪した。つい最近も番組の顏ともいえる小倉智昭が、臍帯血をめぐる医療法違反の容疑者の写真を、まったく別人の一般人を放送したのを見たばかりである。二人には直接、関係がないが、どこか局全体のタガが緩んでいるとしか思えない。

数年前までテレビの視聴率三冠王を誇っていたフジテレビだが、依然として凋落への歯止めが止らない。毎週発表される新聞の視聴率ベスト30をみると、首都圏ではNHKについで日本テレビ、TBS,テレビ朝日の民放3局の後塵を拝し、めったに30位内の番組がない。このままでは、テレビ東京にも抜かれるという声さえある。

”弱り目にたたり目”というが「とくだね」だけではない、報道局の記者が暴力団関係者に車名義を貸していたり、ステーション.イメージが極度に悪くなってきている。かっての”母と子のフジテレビ”とか”面白くなければテレビではない”当時のイメージではない。数年前の親韓流路線に対する市民の反対デモも影響があるのではないか。一番悪いのは、経営者の驕りと時代感覚の鈍化であった。

その経営陣がこの5月、責任をとって、日枝久会長、亀山千広社長が退陣した。しかし一朝一夕には変わりようがないが、相変わらずの路線で、不祥事が絶えない。恒例の”27時間テレビ”9月9日―10日放送されるが、総合司会者がなんとビートたけしだそうだ。ビートたけしには悪いが、すでに”賞味期限切れ”のタレントで、清潔感に乏しい。これではフジテレビのフジは”不治”と悪口を言われても仕方がない。フジテレビに今必要なのは清潔感である。