「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

11年前、靖国神社で”晋ちゃん”饅頭が売れ残っていた頃

2018-08-16 07:46:53 | 2012・1・1
73回目の終戦記念日の追悼記念”式典が昨日,九段の武道館で天皇.皇后両陛下臨席の下で開催され、安倍晋三総理は”戦争の惨禍を二度と繰り返さない“と挨拶、参加者一同は戦没者に1分間の黙祷を捧げた。総理はこれに先立ち、千鳥が淵の戦没者墓苑にも詣で献花したが、靖国神社へは自民党総裁名私費で玉串を奉納した。

安倍総理は2006年発足に当たって総理の靖国参拝を公約にしていたが、実現せず、そのためもあってか、07年8月21日のにの小ブログは「賞味切れの晋ちゃん饅頭」という題で内閣支持率が26.0%に急激にダウン、逆に不支持が64.4%と急増している(産経FNN調査)と紹介、同時に作家曽野綾子さんが随筆で靖国神社の土産店で”晋ちゃん饅頭”が山積されていたという一文も紹介、安倍内閣が”賞味きれ”にきていると皮肉っている。

当時の安倍総理もそうだったが、靖国参拝に対して変な意気込みがあったのではないか。小泉純一郎元総理の紋付羽織姿にみられるあれである。僕は前から総理が特に終戦記念日に参拝する必要はないというのが持論だ。11年前の終戦記念日に、安倍総理は靖国を参拝しないのは外交問題になるからだといって、まったく参拝せず、公約違反を続けていた。(総理はその後2013年12月靖国を参拝、公約を果たしている)

今年も例によって”近隣諸国”から総理の靖国神社へ玉串奉納似ついて抗議してきているようだが、日本のマスコミもかってのように大きく報道しなくなった。終戦記念日は戦没者の霊を追悼する日である悔悟と謝罪の記念日ではない。